2012〜2013シーズン

2012〜2013 SEASON 

13 立山山麓(1)

(期日)2013年2月 (宿泊)アパホテル魚津駅前・松井山荘(2泊3日) (移動手段)自家用車
 (立山山麓HP) http://www.tateyama36.co.jp/ski/index.html
(アパホテル魚津駅前HP) http://www.apahotel.com/hotel/hokuriku/05_uozu-ekimae/
(松井山荘HP) http://www.shokokai.or.jp/16/163021S0026/index.htm

スキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ A  極楽坂・らいちょうバレー・あわすのという3つのスキー場から構成され、極楽坂は急斜面、あわすのは中・緩斜面が中心。らいちょうバレーは規模が最も大きく、コブ斜面に下部は初心者向けのワイドなバーンとバラエティ豊かな構成となっている。
積雪量 B  日本海側なので寒波が来た時の積雪量は十分。しかし、岐阜や長野方面に比べると標高が低い(麓で480m)事もあって、シーズン全体の積雪量はやや物足りない。オープンするのも年末頃。
雪質 B  冷え込んだ時は深雪も楽しめるようだが、やはり標高の低さも影響してやや難有。
混雑度 A  富山では最大のスキー場なので、休日はやや混雑するようだが、急斜面中心の極楽坂は比較的空いている。それぞれのスキー場の下部は超ワイドなバーンなので、初級者が練習するには好適。
雰囲気 B  山間に作られたスキー場なので、麓にも小さな町があるのみで自然の中でスキーを楽しんでいると言う雰囲気はある。あわすのは少し離れた所にあり、落ち着いた雰囲気が魅力。
アフタースキー B  スキー場周囲には温泉を備えた宿泊施設がたくさんある。また、足があれば、富山市内まで1時間半ほどなので、時間の余裕があればそちらまで行ってみるのもいい。
旅費 B  徳島からは約500kmの道のり。高速代にガソリン代を加えて往復4万円位の経費は岐阜方面より少々割高だ。
アクセスの良さ B  マイカーで深夜早朝に走れば、休憩時間も含めて5時間程度。日帰りは厳しくなる境界のスキー場といえる。
総合評価 B  岐阜方面の賑わしい雰囲気や長野までの長距離を嫌う人にとっては、第3の選択肢として検討対象になるかもしれないが、逆に言えばここで無ければならないという特徴がない。何か付随する目的があれば、選択の余地があろう。

体験記その1(1日目)

 今年の全国中学校スキー大会は富山県立山山麓スキー場を会場に開催された。ちょうどインターハイと時期が重なったので、週末に長男の全中の試合をSLだけ見て一度徳島に戻り、翌週末長女のインターハイの試合を見に行く計画だ。一つ気がかりなのは、富山までの長距離。筆者は夏に仕事で富山を訪れたばかりだったが、バスとJRを乗り継いで7時間と大変遠い場所と言う印象を受けた。金曜日に仕事を終えてからの富山行きは強行軍で体力が持つかという心配があった。12月下旬から7週連続の県外行きに体が慣れてきた事と疲労も重なってきた事と両面あって、実際に行ってみるまでどのようになるか想像もつかない。妻と運転を交代できればいいのだが、妻は「高速道路は絶対に走らない」と妙な信念を持っているため、今回も単独での運行だ。

 当日、仕事が終わって家に帰ると6時を過ぎていた。2日遅れで札幌に出発する長女を塾に送り、身支度をして家を出発。出発時の天気は雨だった。全国今年一番の陽気だそうで、寒さを感じない夜は久しぶりに味わう感覚だった。妻と二人で出かけるのも珍しいなと思って良く考えると、子供が生まれてからは初めての経験だ。色々と初めてづくしの旅に何かわくわくするような感覚を覚えた。8時過ぎに板野ICから高速に乗って、土曜の割には車は順調に進み、京都を10時過ぎに通過。米原JCTで北陸道に入る。その後30分の休憩を入れて、福井12時、金沢12時半、魚津ICを降りたのが1時半という運行だった。後半、北陸道特有の強風のため、スピードを落として予想よりも時間がかかってしまった。この日は風が強かったようで、翌日の新聞によると、全中会場のスタート地点のテント設備が壊れてしまったらしい。季節外れの高温と強風で会場の雪がなくなりはしないかという心配も頭をよぎった。

 本日の宿泊先は魚津アパホテル。直前の空き部屋パックで素泊まり2500円と、多分これまで泊まったホテルの最安値で驚いたが、部屋と設備は特に問題は無かった。到着した時には2時前になっていたので、翌朝早い事を考えて風呂を断念し、すぐさま就寝。

体験記その2(2日目)


↑早朝からコースの設営に出るスタッフ

↑ほとんど崖のようなコース

 翌朝は5時起床。ホテルから会場まで距離があるので、睡眠時間3時間だが、もう起きなければならない。我々が着かなければ、徳島県選手団の足がないようで(といっても選手は2名だが)、試合にも影響が出る。急いで身支度をし、コンビニに寄って朝食を購入。パンを頬張りつつ、立山へ車を走らせる。約1時間後、宿泊地の松井山荘に到着。

 全中の宿舎は旅行会社が抑えてあって、各県からの参加人数に応じ宿を割り振る。参加者に選択権はなし。昨年はたまたま天然温泉のある大きなホテルが当たった長男だが、今年は名前からしてハズレの雰囲気。しかし、大山の朝霧山荘のような家庭的でいい宿かもしれないとほのかな期待を抱きつつ来たのだが、名前通りのあばら屋だった。宿舎は諦め、部屋に入って着替えをした後、コーチと選手を乗せ会場へ。昨日の熱風のお陰で道路に雪が無かったため、20分ほどで会場の極楽坂エリアに到着。

 このスキー場、名前は極楽だが、気を許すと極楽浄土に行きそうな急なコースだ。下から競技のバーンを見ると断崖絶壁に見える。ちょうど隣にジャンプのコースが併設されているのだが、斜度はほとんど変わりがない。今回50年の全中史上最難関のコースと言われているようで、まともに滑る事ができるのか心配だ。コーチと選手はアップのため上級リフトを登っていった。


↑山の中腹からの眺め


↑妻も合間に滑走。

 しばらくすると、初級者用のリフトが動き出したのでまずは妻を連れて初級コースを一本滑る。昨夜の雨を吸って雪は重め。地元の人によると前々日までは気温も低く、素晴らしいコンディションだったそうだ。悪いタイミングで訪れたものだ。何本か初級コースを滑ると、クワッドリフトが動き出したので、これに乗って中腹まで移動。上方からは3000mの立山連峰が見え、見事な景色だ。妻にも見せてあげたいが、ここまで上がってくると初級コースが無いので降りられなくなる。コースは中級となっているが、25度ほどの斜度があり、真下に落ちるような感覚だ。シーズン初めに北海道で急コースを滑っていたので、それほど恐怖感も無く降りることができた。しかし、昨日あまり寝ていないので、数本滑ると疲れが出てきて、妻のいるレストハウスで休憩。

 そのうちに、コースオープンとなった。これは本番に滑るバーンを1度だけフリーで滑らせてくれるもので、やがて長男の順番が来た。スタートから斜度変化が何度かあり、最難関のゾーンがコースの最後にある斜度27度の壁。ここで長男の体が宙に浮いた。しっかり体を前に倒していかなければ、転倒しかねない危ない場所だ。志賀高原の40度の斜面にも果敢に入っていた長男だが、今回のコースは手ごわそうだ。コーチからアドバイスを受け、その後何本か滑ってこの日の練習は終了。


↑開会式場にて。ずらりと並んだ応援旗。

↑コーチ・中1の選手と記念写真。

 午後は監督会議と開会式があるので、筆者の車で富山市内に移動。途中で、コーチお勧めのカレー屋「プモ・リ」に寄る。北海道のスープカレーを思わせるようなさらっとしたタイプのカレーで、香辛料と野菜の甘味がマッチした一品だった。ペンションのレストランで宿泊もできるようだ。スキー場からは約1時間で、富山市内に到着。コーチが監督会議に行っている間、選手2名を連れて繁華街で時間つぶしをし、その後開会式に出席。そして宿舎に戻って夕食。宿舎の外観から食事もあまり期待していなかったが、予想通りの内容だった。トンカツに刺身の組み合わせも独特だが、味付けが濃く、口に合わない。残すと悪いので、途上国で国際協力に来ていると思いつつ完食した。味付けが濃いのは雪国なので仕方が無いが、食事場所に大型犬を寝させているのは衛生上どうかと思った。食後は、車で温泉のある別のホテルへ移動。こちらには北海道の選手などたくさんの宿泊客がおり、リゾートっぽい雰囲気。共通料金でこの差は合点がいかないが、運が悪かったと諦めよう。