2012〜2013シーズン

2012〜2013SEASON

4 札幌/1日目キロロスノーリゾート10

 (期日)2012年12月 (宿泊)ホテルモントレ札幌(2泊3日) (移動手段)ANA
 (キロロスノーワールドHP) http://www.kiroro.co.jp/index_f.php
 (ホテルモントレ札幌HP) http://www.hotelmonterey.co.jp/sapporo/

キロロスノーワールドスキー場データ(昨年からの変更点は青字)


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場の魅力
コースの豊富さ  バブルの頃に開発が始まり、バブル崩壊によって中途半端な形で開発が終了したため、規模は中程度のスキー場だ。一応コブ斜面・深雪・急斜面とバラエティに富んだコースがあるが、一つひとつの距離はそんなに長くない。また、所々に緩斜面が散在しており、ボードやショートスキーで滑った時は板が止まってしまい、漕ぐのに疲れる。初級者にはちょうどいい傾斜かもしれないが、中級以上になると物足りなさを感じる。
積雪量 AAA  ルスツよりもニセコよりも積雪量は多く雪の心配はない。年末でも2m近くある。2月には4m近くなるとか・・・。反面、晴れの日が少なく3月頃までは天気が安定しないのが難点。
雪質 AAA  気温が低い日はニセコの上部の雪質が麓でも味わえる。息を吹くとふわっと飛んでいくような超絶最高級アスピリンスノー。筆者の経験した中では文句なく最上級。
混雑度 AA  札幌から近いので日帰り客が多く、休日は客が増えるようだが、クワッド中心のリフト構成で輸送能力が高く、リフトで並ぶ事は無い。
雰囲気 AA  スキー場のオープンが1991年と新しいことがあって、レストランやトイレ・ホテル等どの施設も清潔感が漲っている。また、従業員の応対が訓練されていて丁寧。スキーヤーが一日中どのような場面でも気持ち良く過ごせるよう工夫されている。また、リフトはごく一部の場所を除き、フード付きのクワッドが基本なので快適に移動ができる。反面、スキー場がこじんまりしているせいか、ニセコ頂上部のような壮大な景観に欠ける。
アフタースキー AA  ホテルピアノに泊まればルスツリゾートホテルと同様にレストランや遊び場に不自由をしない。ホテルとレストランの配置がよく考えられており、町を散策していくような感覚でレストラン選びができる。レストランは専門店が多く揃っているが、一番人気の小樽政寿司が今シーズンで閉店したのが惜しまれる。ショップの数はルスツほどではないが、基本は押さえてある。ホテルのチェックイン時にキロロカードが発行され、レストランの会計やゲレンデでの食事などキャッシュレスで行えるのが便利。また、温水プールに併設するキロロ温泉はジェットバスやミストサウナ、露天風呂もあり、毎日のリフレッシュにはうってつけ。有料(1回600円位)なのがたまにきず。
旅費  札幌宿泊でもスキー場まで1時間少々なので、現地のリゾートホテルに泊まるより安く上げる事ができる。ホテルピアノやマウンテンホテルに泊まるのであれば、12〜3万(ツアー代朝夕食付・時期によって変動有)+リフト券・昼食代・その他必要(徳島県発着)。大阪や神戸発のツアーだともう少し安くあげることができる。
アクセスの良さ A  空路利用でらくらく移動。徳島発着の場合羽田経由になるが、2006年2月に開港した神戸空港利用の場合は直行で千歳に着く。空港からはバスで2時間余りの距離で、午後から滑る事ができる。
総合評価 AA  ニセコ・ルスツに比べるとスキー場自体は小規模で、コース自体も短いのが欠点だが、ホテルの完成度と雪質は他のスキー場を凌駕している。家族連れや初心者の彼女と来るにはぴったりのスキー場だと思う。

体験記その1(1日目)


↑北海道上空には爆弾性低気圧発達中

↑千歳空港近辺はこんなにいい天気だったのだが

↑スキー場は前も見えず、楽しむことができない

↑帰る頃になって晴れ始めたゲレンデ

↑夜は雪も止んで、札幌時計台もくっきりと

↑イエローの濃厚なスープカレーと八穀米
 毎年恒例の北海道初自然雪スキーだが、今年は過去にない悪天候に見舞われた。爆弾性低気圧。あまり聞き慣れない言葉だが、出発前日より急速に超低気圧が発達し、現地は某風雪でリフト・ゴンドラがストップ。大雪によって50cm程の積雪に見舞われる。到着時に收まってくれれば最高の状態でスキーができるのだが、残念ながら出発当日も低気圧は居座り、北海道は暴風雪警報が発令中。飛行機の運行が心配されたのだが、インターネットで調べてみると「運用予定」とのことでほっと安心。明日は天気も回復するようなので、今日は最悪市内観光でもいいだろうとの気持ちで、家を出る。

 今回の暴風雪に北朝鮮のテポドン発射が重なって、家族には「最後の別れになるかもしれない」と話していたら、長女が見送りに降りてきた。寝起きの悪い長女は普段起こしても、中々布団から出ないのだが、前日色々と吹いていたら心配になったのだろう。ちなみに妻と長男は布団の中だった。

 車は順調に進み、1時間半ほどで神戸空港に到着。チェックイン時に例年通り荷物が重量オーバーとなったが、ブーツとウェアを手持ちのバッグに入れて、重量制限をクリアした。空港で朝食をとり、搭乗。今回主翼横のシートを取ることができたので、前が広々しており横も空席だったのでプレミアムシート状態で移動することができた。ただ、窓からの景色が羽根に邪魔されてほとんど見えない。神戸は天気が良かっただけに残念だ。

 北海道の上空に近づくと。ものすごい量の雲。積乱雲が渦巻いて並んでいる。これが大雪を降らせている本体だ。着陸時、大揺れかと覚悟をしていたが、ほとんど揺れはなく千歳に到着。ツアーデスクに着いてまずはゲレンデ状態を確認。本日予定のキロロはゴンドラがストップし、リフトは4本のみ運行中。天候は雪。一方ルスツは晴れで、ゴンドラ2本とリフト8本が運行している。データ的にはルスツ選択だが、積雪量65cmの数字が気がかりだ。2年前に雪不足で板に傷がついたのを思い出し、ライブカメラで現地の様子を見ようと4階へ移動。キロロは吹雪、ルスツはウエストMt.のみ曇りで、イゾラはこちらも吹雪の様子。どっちにしても天気は悪そうなので、雪の多いキロロを選択した。札幌に戻る時間もキロロが早く、観光をメインにしようと思った。

 千歳を出た時は天気も晴れていたのだが、北に進むたびに天候が悪化する。札幌を通過する頃には横殴りの吹雪になった。山道に入るとスリップして雪壁に突っ込んでいる車を2台も目撃した。予定通りの時刻にバスはゲレンデに到着し、身支度を済ませて、さあ、いよいよ自然雪スキーだ。

 最初余市ゲレンデからスタート。昨日からずっと降り続いた雪は、深雪を作り出していた。たくさんのスキーヤーが滑るので起伏が激しかったが、雪が軽いので足を取られることもない。腕山の3倍の距離に足がついて行けるか心配だったが、雪質がいいのでそれほど負担は感じなかった。余市裏山に急斜面の上級コースがあるが、こちらもいい感じで滑り降りることができた。

 一方、リフトの運行もスピードを調整しながらの激しい風に加え、気温-12度とこの時期にしては「極寒」の中の滑走に、やがて体も凍りつき、何より指先に痛みが走るほどになった。限界が来たので、一度センターハウスに戻り、ホットココアで体を温めて、さあもうひと頑張りとゲレンデに出ようとすると館内アナウンスが響いた。「強風につき本日の営業は終了。」着替えをして待つこと1時間。おまけに、雪の影響で高速の一部が止まり、市道も大渋滞をして、普段ならスキー場から札幌市内まで1時間半位なのだが、3時間半もかかった。ルスツを選んだほうが良かったと少々後悔。

 今回のホテルは駅に近い「モントレ」だったので、すすきのまでは距離があり、地下鉄を使っても良かったのだが、街路を歩いた。札幌市内も寒波の影響からか夜になって冷え込み、スキー場と変わりない気温なのではと思わせるほどだった。行き交う人々からは口々に「寒」の声が漏れていたので、現地の人にも相当応える状態だったのだろう。

 今晩の夕食はスープカレー「イエロー」へ。カウンターが並び、ジャズの流れるおしゃれな店作りだ。濃厚なスープと野菜の甘味が程よくマッチ。付け合せの八穀米もアルカリイオン水で炊くなど素材にはこだわりを持っているようだ。辛さも選ぶことができ、料理の種類も豊富。少々価格が高目なのが難点だが、味は合格点だ。

 食べ終わったら10時前になっていたので、ホテルの温泉の入場時間に間に合うよう急いで戻った。今回、このホテルを選んだ理由は、市内で数少ない天然温泉があること。サウナに露天風呂もあり、設備は充実している。泉質は取り立てて言うほどではないが、風呂から出た後も体が温かかったので、効能はあるようだ。特に今日のような寒い日の場合は温泉の有り難味を感じる。翌日の天気が心配だったので、ネットで調べて12時過ぎに就寝。

2日目に続く・・・