2009〜2010シーズン

2009〜2010 SEASON 

25 志賀高原8/1日目

(期日)2010年3月 (宿泊)志賀ロイヤルホテル(1泊4日車中2泊) (移動手段)バス
 (志賀高原HP) http://www.shigakogen.gr.jp/
 (志賀ロイヤルホテルHP) http://www.shigakogen.jp/royal/

スキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ AAA  大小23のスキー場が集まった約400haのゲレンデ規模はもちろん日本一。一つ一つのスキー場が違った個性を持っており、お互いを行き来するのはツアースキーの要素も含んで実に楽しい。2・3日では全てのコースを制覇できない底の知れない奥深さを持った懐の深いスキー場である。
積雪量 AA  横手山や熊の湯などは11月中からスキー場がオープンする。標高が国内最高の位置になるため、スキーシーズンは非常に長い。5月のゴールデンウィーク位まで春スキーが楽しめる。
雪質 AA  岐阜や白馬方面よりも更に雪質が良い。トップシーズンの雪質の良さはもちろんだが、3月下旬でも気温が冷え込めば北海道よりもはるかに軽く軟らかい雪を味わえる。
混雑度 A  焼額山等人気エリアはさすがに混雑しているが、何しろゲレンデ全体が広いので空いているゾーンを選択して滑ればさほどリフトに並ぶ必要は無い。ゴンドラはさすがに一日中混雑している。
雰囲気 AAA  滑走中にコースの脇から見える眺望が素晴らしい。北アルプスの山々が白くつながる景色は滑る事を忘れるほど目に強く焼きつくことだろう。岐阜辺りの若手ボーダーを中心にしたガチャガチャした雰囲気とは一線を画する。特にスキーヤー限定の奥志賀高原や横手山は他には無い落ち着いた雰囲気を持っている。
アフタースキー A  一ノ瀬地区を中心にたくさんのホテルがあるが、プリンスホテル以外特に大きなリゾート施設は無い。滑った後は寝るだけという感が否めない。熊の湯という良質の温泉があるが、一ノ瀬から離れているためここに宿泊しなければ利用することは難しそう。
旅費  大阪発のツアーで3万円程度。時間はかかるがバスツアーは非常に割安。宿も格安の宿がたくさんあるが、それなりの施設である。2006シーズンからは四国発でも大阪発とほとんど値段が変わらないツアーがたくさん発売された。
アクセスの良さ  徳島からはバスで9〜10時間かかる。この距離をマイカーで運転していく人もいるが、滑った後の移動を考えるときつい。バスにしても長時間座ったままの状態でいるため、足腰が痛くなりそうである。四国からはバケーション倶楽部のツアーが出ており、座席のゆったりしているバスを使えば疲れも少しは減らす事ができる。
総合評価 AA  日本一のゲレンデ面積、23のスキー場のコースバリエーション、そしてスキー場ごとに持っている個性と日本離れした見事な景観がこのスキー場の魅力である。アクセスの悪さは欠点だといえるが、10時間以上かけてもここに来た事に満足を感じられる魅力がこのスキー場にはある。スキーヤーにとってはボーダーの少ない環境もうれしい。ぜひ、5日位は滞在して全てのスキー場を滑りたい。


体験記その1(1日目)

 3月2週目は本来四国大会が予定されており、大山に行くつもりであったのだが、2月末に雪が解けて営業中止が決まった。今シーズンまだ訪れることのできていない恒例の志賀高原へバスツアーで行こうと思ったが、長女は2月の全国大会で毎週のスキーに飽きが来たのか「行かない」との事。妻は仕事が入っていたので、長男と筆者の二人でツアーに申し込む。ところが、出発の3日前になって、大山に奇跡の積雪があった。四国大会は行われることになり、長女は大会に出場。残りの二人はツアーキャンセルも惜しいので、そのまま志賀高原に行くことになった。

 出発の金曜日は嵐のような慌しさだった。1時間離れた筆者の職場から自宅へ戻って長女と荷物を乗せ、とんぼ返りで大山行きの車の集合場所である吉野川オアシスへ。再び自宅へ戻ると約200kmの行程に3時間の運転だ。その後急いで夕食をとって今度は自分たちの荷物を詰め、風呂に入ると出発時間ぎりぎりになっていた。慌てて準備をしたので忘れ物はないかと心配しながら集合場所に着くと、いつも遅れがちのバスが定刻の20分前に到着していた。駆け込むようにバスに入り、シートに座ってようやく一安心。怒涛のような6時間だった。


↑信州フルーツランドで朝食。長男は眠そう

↑横手山麓の雪の壁。

↑頂上ヒュッテの犬たちも元気でした。

↑熊の湯スキー場のフリーポールで練習する長男

↑志賀高原ロープウェイからの景色

 バスは今回空いており、後ろの座席も空いていたので、スーパーシートを全開にして就寝。窓際で冷気が入ってきたので、熟睡はできなかったが、疲れもありいつもより睡眠は採れた。翌朝6時過ぎには「信州フルーツランド」に到着し、ここで朝食のパンを買う。抽選があり、りんご1個が当たったが、これが帰宅後に食べると「さすがに長野のりんご」と唸らせるほど美味しかったので、今度来るときはもう少したくさん買うことにしよう。

 9時過ぎには宿舎に到着。「志賀ロイヤルホテル」には毎年泊まっているので、受付の人が顔を覚えていてくれた。早速着替えてバス乗り場へ。本日は長男のリクエストにより横手山で滑る予定。バスの停留所には、チャレンジカードの用紙が置いてあった。これは、志賀高原に架かる71のリフトのうち、指定された51のリフトに全て乗れば、ピンバッジと記念Tシャツがもらえるというイベントで、長い事志賀高原の名物になっていたのだが、今年を最後に企画が終了するらしい。筆者も若い頃、いつか達成していたいと思っていたのだが、全てのリフトを回るには通常3日間程かかると聞いていたので、今回2日の日程ではとても回れそうにない。しかし、どれぐらい乗ることができるか試してみようと思い、カードを手にした。

 バスは硯川停留所に着き、ここから横手山のリフトまでが約200m。側道に積もった雪の高さに驚く。さらにリフトを3本乗り継いで頂上を目指すのだが、最初のリフトが超スローな上に、雪が降り続いていたため体が凍えた。上に着いた時点でまだ10時過ぎだったが、ヒュッテに入り早めの昼食をとった。

 食後は昨年クローズだった渋峠へ行き2本滑るが、ガスが出て辺り一面真っ白。前後左右のつかめない中で酔ったような気分になってしまった。その後横手山を降りながら、このエリアのリフトを制覇し、熊の湯スキー場へ移動。

 熊の湯は昨年も訪れたのだが、雪質がよく広々としていていいスキー場だ。横手山のような眺望は望めないが、純粋にスキーを楽しむことができる。スキーヤーオンリーのゲレンデというのもうれしい。今回バーンの数箇所にポールをはっていたので、入ってみた。フリーで直線の簡単なセットなので、誰でも楽しめるようになっている。 今回は時間があったので、全部のゲレンデを回ることができた。

 続いてバスで蓮池まで移動し、チャレンジカードの項目にあった志賀高原ロープウェイに乗る。初めて乗ったが、上からの眺めは中々のもので、乗るだけの値打ちはあった。到着場から一人乗りのリフトで高天ヶ原へ移動し、手前の第2トリプルと第3ペアに乗る。この2つのリフトに乗っていたことは翌日大きな意味を持つようになる。

 もう時刻が3時を過ぎていたので、滑りながら宿舎のある蓮池方面へ向かうことにする。高天原の上から降りる東館山上級コースは長野オリンピック大回転で使われたコースだ。所々急斜面があったが、麓までの3.1kmは滑り応えがあった。ゲレンデ下部に進むほど、雪は重くなり、足腰に疲れを感じるようになった。このエリアのリフト、ブナ平クワッド、発哺クワッド、そして東館山ゴンドラを順次乗っては滑り降り、一本一本が長いので体力的にもきつかった。下まで降りるとまさに棲息吐息。へとへとになっていたのだが、この後に50m程の地獄の上り坂がある。これを何とか上り終えて、ジャイアントスキー場に入ったときには、霧も更にひどくなり、もうどこを滑っているのかわからない状態。わからないままリフトを乗り継いで、ゲレンデ内を滑っていると偶然ホテルの裏口に出る事ができた。

 スタンプカードを見ると、22個の判が押されてあった。22/51という数字は残るエリアの広さを考えると、物足りない数であったがもはやナイターで出かけるほどの体力は残っていなかった。風呂・夕食を済ませ、部屋に戻る。このホテルは特に娯楽施設もないので、テレビを見ていたら相当疲れていたのだろう、知らない間にうとうとしていた。その時、窓の外で花火が上がり、ドンドンという音に目が覚めた。明日、神田正樹主催のレースが西館山で行われるので、前夜祭に花火を上げているようだ。部屋の窓からもきれいに見えた。花火が終わって10時には床に就いた。

志賀高原2010その2に続く