2009〜2010シーズン

2009〜2010 SEASON 

(11) 札幌/2日目キロロスノーワールド5・3日目ルスツリゾート9

 (期日)2009年12月 (宿泊)札幌プリンスホテル(3泊4日) (移動手段)JAL
(キロロスノーワールドHP) http://www.kiroro.co.jp/index_f.php
(ルスツリゾートHP) http://www.rusutsu.co.jp/
 (札幌プリンスホテルHP) http://www.princehotels.co.jp/sapporo/

キロロスノーワールドスキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ  知名度の割にスキー場の規模はそんなに大きくない。一応コブ斜面・深雪コース・急斜面とバラエティに富んだコースがあるが、一つひとつの距離はそんなに長くない。また、所々に緩斜面が散在しており、ボードやショートスキーで滑った時は板が止まってしまい、漕ぐのに疲れる。初級者にはちょうどいい傾斜かもしれないが、中級以上になると物足りなさを感じる。
積雪量 AAA  ルスツよりもニセコよりも積雪量は多く雪の心配はない。年末でも2m近くある。2月には4m近くなるとか・・・。
雪質 AAA  気温が低い日はニセコの上部の雪質が麓でも味わえる。息を吹くとふわっと飛んでいくような超絶最高級アスピリンスノー。筆者の経験した中では文句なく最上級。
混雑度 AA  札幌から近いので日帰り客が多く、休日は客が増えるようだが、クワッド中心のリフト構成で輸送能力が高く、リフトで並ぶ事は無い。
雰囲気 AA  スキー場のオープンが1991年と新しいことがあって、レストランやトイレ・ホテル等どの施設も清潔感が漲っている。また、従業員の応対が訓練されていて丁寧。スキーヤーが一日中どのような場面でも気持ち良く過ごせるよう工夫されている。また、リフトはごく一部の場所を除き、フード付きのクワッドが基本なので快適に移動ができる。反面、スキー場がこじんまりしているせいか、ニセコ頂上部のような壮大な景観に欠ける。
アフタースキー AA  ルスツリゾートホテルと同様にレストランや遊び場に不自由をしない。ホテルとレストランの配置がよく考えられており、町を散策していくような感覚でレストラン選びができる。レストランは小樽の政寿司支店をはじめ、専門店が多く揃っており、味のレベルも高い。ショップの数はルスツほどではないが、基本は押さえてある。ホテルのチェックイン時にキロロカードが発行され、レストランの会計やゲレンデでの食事などキャッシュレスで行えるのが便利。また、温水プールに併設するキロロ温泉はジェットバスやミストサウナ、露天風呂もあり、毎日のリフレッシュにはうってつけ。有料(1回600円位)なのがたまにきず。
旅費  札幌宿泊でもスキー場まで1時間少々なので、現地のリゾートホテルに泊まるより安く上げる事ができる。ホテルピアノやマウンテンホテルに泊まるのであれば、12〜3万(ツアー代朝夕食付・時期によって変動有)+リフト券・昼食代・その他必要(徳島県基準)。ホテルピアノはルスツリゾートホテルより少々グレードは上。
アクセスの良さ A  空路利用でらくらく移動。徳島発着の場合羽田経由になるが、2006年2月に開港した神戸空港利用の場合は直行で千歳に着く。空港からはバスで2時間余りの距離で、午後から滑る事ができる。
総合評価 AA  ニセコ・ルスツに比べるとスキー場自体は小規模で、コース自体も短いのが欠点だが、ホテルの完成度と雪質は他のスキー場を凌駕している。家族連れや初心者の彼女と来るにはぴったりのスキー場だと思う。
ルスツリゾートスキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ AA  ホテル前のウェストMt.はコンパクトだが、イーストMt.・Mtイゾラは長距離の広い斜面が豊富に配置されている。コース数はさほど多くないが、これだけ広いと色々なルートを選択できるので、何回滑っても飽きない。但し、本格的なコブ斜面や深雪コースに欠けるので上級者には物足りないかもしれない。
積雪量 AA  奥のニセコに比べると少ないが、年末でも1m以上はある。
雪質 AA  これもニセコ・キロロに比べると、少し劣る。最初に行った時は前日に降った雨が夜中に凍ってアイスバーン状態だった。おかげでボードで転んで骨折。
混雑度 AA  北海道一の入り込み数だそうだが、ゲレンデ面積が広いためさほど混雑している感じは無い。時間帯と場所によっては無人の状態を味わうことができる。.
雰囲気 AAA  ルスツリゾートホテルと一体化したゲレンデの雰囲気はリゾートそのもの。天気が良ければ羊蹄山や洞爺湖も一望でき、絶好のロケーションが開放的な気分にさせてくれる。
アフタースキー AAA  アフタースキーの充実度は完璧。レストランは和洋中にイタ飯・居酒屋・ドイツビールと何でもある。その他ショップもワインハウス・ガラス細工などの専門店がズラリ。もちろんスノーボードのショップもある。ゲームセンターやスライダー付き造波プール等夜も退屈しない工夫が凝らされている。タワーの方にはトナカイ牧場があり、トナカイの他ポニーや羊がいて餌をやることができる。温泉がないのが唯一の欠点だったが、2007年よりオープンした。ホテルの至る所にイルミネーションが施されており、写真スポットには不自由しない夢のような環境だ。
旅費  このホテルに泊まるのであれば、12〜3万(ツアー代朝夕食付3泊)+リフト券・昼食代・その他必要(徳島県基準)。
アクセスの良さ  空路利用でらくらく移動。徳島発着も出ている。千歳空港から2時間以内で着くので初日もスキーを楽しむことができる。札幌宿泊の場合もゲレンデまで1時間半でアクセスが良い。
総合評価 AA  ゲレンデの広さ、ゴンドラ・リフト・ホテル等設備の充実度等どれをとっても申し分の無いスキー場。人気が高いことも一度訪れれば納得すること間違いなし。ファミリーにはゲレンデにすぐつながる環境とホテルでの遊び場所の豊富さは欠かせない要素である。外国の雑誌でもBEST SMALL RESORTを受賞したり、サミットの会場になったりとその評価は海外にまで及んでいる。反面宿泊予約が年々難しくなって来ている。

体験記その2(2日目)


↑頂上の積雪は例年より少ないものの雪質は上々

↑余市第一ゲレンデを滑る。広くて快適な斜面

↑スープカレー。ジャガイモやかぼちゃの風味が濃厚

↑福岡放送のロケ。左から3番目が熊田曜子

↑樹氷ができかかっている

↑札幌スイーツ2006グランプリ「さっぽろイチゴタルト」
 目が覚めると、昨日の天気とはうって変わって晴天の模様。曇天率7割のキロロにも珍しく一日中晴れの予報が出ている。朝の気温が山頂で-10℃、山麓で-4℃で積雪はパウダーとの事。コースも21コース中14コースはオープンしており、上々の状態だ。ホテルからはバスで移動し、10時には現地に到着。早速滑り始める。センターハウスから外に出ると肌をさすような冷たさだ。寒さは厳しいが、北海道ならではのいい雪を楽しめそうだ。

 まずはセンターハウス前の長峰第1エキスプレスに乗る、リフト降り場からは中〜上級の長峰第2ABCコースが見えるが、昨年より雪付きも良く、オープンまであと少しといった所。足慣らしに緩斜面の長峰第1コースを滑走。圧雪が良く効いており、滑りやすい斜面だ。続いてゴンドラに乗って、頂上から朝里第2Aコースを降りる。さすがにこの辺りは、気温も低く雪も粉雪で万全の状態だ。名物の樹氷も幹の部分はもう一つだが、枝葉まできれいに雪が付いている。1250mの第2Aコースを一気に降り、再びリフトに乗って今度は頂上から4kmのグランドラインへ。この斜面は快適な中斜面だが、何故か実際の距離ほどの長さに感じない。所々に急斜面があってあっけなく下まで降りてしまうからか。あるいは最後の1km程が超緩斜面で、滑ったという気がしないからか。

 この日はセンターコースがレーシングチームの貸切で使えなかったので、余市第一ゲレンデに移った。こちらは変化の多い中斜面が2kmほどあり、滑り応えのあるゲレンデだ。頂上に比べるとさすがに雪は重めで、下部はコーンスノーの状態になっていた。2時間近く滑り続けていると体が凍りついてきたので、センターハウスで昼食にする。ツアーについていた食事券でスープカレーとドリンクを注文。キロロのゲレ食はイマイチの感が強かったのだが、スープカレーは野菜の風味が濃厚で、美味しかった。

 昼食後1本目に長峰コースへ出ると、第2コースの麓でテレビ番組の撮影に偶然遭遇。筆者はテレビをほとんど見ないので、タレントの名前は分からなかったが、カメラも何台か入り大々的なロケだった(後で、HPで調べてみると福岡放送の番組で、タレントはグラビアアイドルの熊田曜子だった。・・・初めて知った)。しばらくこれを見て、ゴンドラで再び頂上へ。朝から降り続いている雪がゲレンデを覆い、ゲレンデ状態は更に良くなっている。朝と同じコースを何回か滑っていたら時間が過ぎ、クローズしていたセンターコースが開放になったのでこちらに移動。圧雪機が入ったので、非常に滑りやすい。センターAコースは最大斜度が23度あるが、スピードに乗って滑る事ができた。今回教則本を読んでツアーに臨んだのだが、内足のエッジを立てることを意識していたので、板が安定するようになった。やはり漫然と滑るのではなく、時々本を読んでフォームの修正をしなければいけない。

 夕方4時半まで滑り、バスに乗ってホテルに戻る。道も空いており、1時間半で到着する事ができた。ホテルのテラスで札幌スイーツ2006でグランプリを獲得した「さっぽろイチゴタルト」を売っている。これもサービス券をもらっていたので、夕食前に味見。脱脂粉乳を使った低脂肪のクリームは意外に風味が濃厚だ。タルト記事に生地にパサつきがあったのが残念。朝のうちに作り立てを食べたかった。夕食はモンシェルトントンのパスタを狙っていたのだが、店に行ってみると店舗が消えていた。移転したのかと思って、結局この日も札幌ラーメンを食べたのだが、帰って調べてみると、モンシェルトントンは5月で閉店したそうだ。札幌では草分け的な店で、客の入りも良かったのだが残念だ。


↑ナイターまで一日目一杯滑った

↑「けやき」の味噌ラーメン。野菜が豊富で筆者好みの味付け

体験記その3(3日目)


↑中山峠ではたくさんの積雪で期待をしたのだが・・・

↑イーストMt.下部・・・初めて見るブッシュだらけの光景
 最終日。天気予報では昨日よりも更に冷え込み、気温も5度ほど下がって最高気温は-3度の予報。完全防備でゲレンデへ向かう。最終日のゲレンデはルスツを選んだ。ここはバスのダイヤの関係で他のスキー場よりも遅い時間まで滑る事ができ、ホテルの温泉も使うことができるので最終日の選択としては固定枠だ。

 8時過ぎにはホテルを出発。昨夜の降雪のせいで町は雪景色に変わっている。中山峠に近づく頃には横殴りの吹雪の状態になった。しかも粉状のものすごく軽い雪だ。今年一番の寒気の訪れによってゲレンデ状態にも期待を寄せた。ところが、ルスツはあまり降らなかったようで、ゲレンデも一部しかオープンにしていない。一昨日の雨でゲレンデの雪が溶けてしまったようだ。ウエストMt.で唯一営業しているホワイトラバーコースもブッシュがあちこちに出ていた。積雪はわずかに30cm。こんなに少ないのであれば、キロロか札幌国際に行けばよかったと後悔した。

 ひょっとしたらイーストMt.、イゾラMt.はいい状態かもしれない。ゴンドラで奥のゲレンデに移動する。しかし、イーストMt.のフーボルコースは今までに見た事がない位の雪の少なさだ。気をつけて滑らないと板が傷だらけになる。リフトを乗り継いでイゾラMt.まで行くとさすがに、ブッシュの姿は少なくなってきたが、気温が高かったのだろう。雪は重めで、滑走三日目の体には堪えた。しかし、朝から雪が降り続いたおかげで、時間を追うごとにゲレンデ状態は改善された。昼からは新雪の軟らかい感触を楽しみながら、3つの山を滑り継いでホテルに戻る。それにしてもルスツのゲレンデ状態は予想外だった。年々温暖化が進行し、ゲレンデ選びもそれだけ慎重にしなければならないと痛感した。


↑ルスツに来たらとろとろオムライスは欠かせない

↑昼からは降雪によりゲレンデ状態も改善した


↑・・・了解しました

↑今年もホテルのイルミネーションは見事だった