2007〜2008シーズン

2007〜2008 SEASON

8 ニセコグランヒラフ2/1日目

 (期日)2008年1月 (宿泊)ホテルニセコアルペン(2泊3日) (移動手段)JAL
  (ニセコグランヒラフHP) http://www.grand-hirafu.jp/
(ホテルニセコアルペンHP) http://www.niseko-alpen.jp/

ニセコグランヒラフスキー場データ


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コースの豊富さ AAA  ヒラフ単独でもコース総面積325ha、標高差900m、最長滑走距離5.6kmの規模は北海道トップクラス。加えてニセコ東山、ニセコアンヌプリと上部でつながっており、共通リフト券でどの方向へも滑りだせる。三つのスキー場を合わせた規模はやはり北海道一。緩斜面・急斜面・深雪・コブとあらゆるスキーヤーのニーズに応えられる。
積雪量 AAA  北海道の豪雪地帯なので当然多し。11月から5月まで滑る事ができる。
雪質 AAA  パウダースノーの上を行くアスピリンスノー。特に最上部の雪質は感動もの。最近では世界的に見ても最も雪質の良い場所として知られ、外国人の客が激増している。
混雑度 AA  アンヌプリ・東山に比べると人気の高いゲレンデである事から多少人が多いが、気になるほどではない。朝一のパウダーはそれ狙いに訪れる人が多いので、リフトなど少々並ぶ事もある。
雰囲気 AA  「東洋のサンモリッツ」の異名を持つニセコの景観は、他ではあまり見られない非常に開放感の高いもの。上部は森林限界になっており、一本の木もない中を高速カービングで飛ばすのがニセコの醍醐味。ホテルやレストランの雰囲気も悪くないが、もう一つの人気スキー場ルスツと比べるとやや洗練度に欠ける。しかし、それを補って余りうる大自然の要素が世界中から評価される原因となっている。
アフタースキー AA  ホテルニセコアルペンはルスツリゾートのような豪華な宿泊施設ではないが、レストラン・温泉・露天風呂・岩盤浴・プール・カラオケ・コンビニと一通りの設備は整っている。また、周辺のニセコビレッジには個性豊かな専門店が並んでおり、外国人の多い街の雰囲気も中々のもの。
旅費  時期にもよるが、今回1月4日出発の2泊3日で一人8万円弱。航空運賃の安い時期を選んでいくのが正解だろう。
アクセスの良さ  徳島発着も便利だが、お勧めなのは神戸空港発のツアー。早朝発夜間着の便が出ているので初日・最終日も有効に利用できる。神戸空港まで1時間半で、神戸から約2時間で千歳に到着。乗り継ぎのない分、経費も時間も節約できる。千歳からも以前はルスツ経由であったので3時間かかっていたが、最近は直行便も出ているので30分以上時間は短縮された。
総合評価 AA  最上質の雪質と素晴らしい景観は国内でも最高レベルのものだろう。世界からの注目度も高いニセコは今後益々開発が進み、やがてルスツやキロロを上回るような洗練されたリゾート地として発展を遂げるであろう事が予想される。

体験記


↑母としばらくの間お別れ

↑神戸空港に現れた二匹の熊

↑お昼ご飯を買ってニセコへ

↑まずは腹ごしらえ。

↑黒ごまと豆乳のモンブラン

↑完全武装で厳寒の屋外へ

↑力強い長男の滑り

↑雪が一日降り続けた

↑見る見るうちにコブを降りる

↑ニセコのナイターはとても広い

↑夕食は寿司を食べました

↑カラオケもしました
 冬休み恒例の北海道家族スキー。これまで、JALのツアーでルスツに宿泊するのが我が家のパターンになっていたが、今シーズンは行き先の決定が難航した。当初は12月で期限切れを迎えるJALのマイレージを使って航空券を取り、ホテルは自分で予約しようと考えていたのだが、9月にルスツリゾートホテルに電話をすると、何と年末年始は既に予約で満杯との返事。今年は中国からの客が殺到し、全て埋まってしまったと言う。ルスツリゾートホテルは近年海外にもその評価を広げているが、秋に完売とはその人気は予想以上だった。宿舎が決まらないので、航空券をとる事もできず、ツアーも日程の関係から例年よりも高額になる事が判明。結局マイレージは旅行クーポン券に換えることにし、ツアー代金の安いニセコをとる事にした。ところが、ここでもう一つの問題が浮上。妻が年始の仕事をどうしても休めそうにないという。日程をやりくりして全員が行ける日を探したが結局見つからず、子供と筆者の三人で行く事になった。出発当日家族を見送る妻の眼はとても寂しそうだった。しかし、最近はこういうパターンが定着してきたので、だんだん慣れてきているようだ。以前は出発の度に涙を流していたのだが、今回はそれもなかった。週末一人で韓流ドラマを見るのが楽しみになっているようだ。

 1月4日朝6時前に自宅を出発し、約1時間半で神戸空港に到着した。以前は地元の空港から飛んでいたのだが、東京で乗り換えるよりも神戸から直行で飛んだ方が時間も経費も安くつくので神戸空港が開港した昨年からは専らこのルートを使っている。10時には千歳空港に着く事ができた。札幌の気温は−6度と徳島よりは随分低かったが、そんなに寒いとは感じなかった。道端にも例年よりも雪が少ない。12月に北海道に来た時と比べてもあまり変化がないのではないか?しかし、バスで山に向かって行くうちに天候が崩れ始め、そのうちに外は吹雪の状態になった。もの凄く寒そうだ。今日はナイターまで滑る予定なのだが、子ども達が我慢するだろうか?

 空港からは約2時間半でニセコに到着。今回宿泊したのはニセコアルペンホテル。ゲレンデサイドで温泉もあり、人気のあるホテルだ。ロビーに入って驚いたのは外国人の客が多い事だ。昨シーズン末にニセコに来た時はそんなに外国人は見かけなかったのに、今回はもの凄い数だ。時期的にも旅行者の多い時期なのかもしれない。このホテルはルスツと比べると見劣りがするが、館内の設備もきれいで予想していたより快適に過ごす事ができた。

 部屋で着替えをして、早速ゲレンデに出る。気になる雪の状態は・・・抜群だ。昨年来た時は春スキーだったため上部がアイスバーン、下部がシャーベット状とニセコ本来の雪を楽しむ事ができなかったが、今回はいい状態にめぐり合うことができた。歩くたびに足下でキュッキュッと言う音がする。結晶の細かい乾いた雪の時に起きる現象だ。ただ厳密に言えば、この日の気温は麓で−5℃、中腹で−10℃で、ニセコにしてはやや高めであったためこれでも最上級ではない。空から降りてくる雪の粒も結晶の形ではなく、小さな丸い粒だった。だから雪が重いと表現すれば贅沢だが、フワフワの新雪と言う状態ではなかった。しかし、降り続いている雪が多分夜になると気温が下がって最高の状態になると考えられる。明日は期待ができそうだ。

 ゲレンデに出た時には14時を回っていたので、この日は親子5時間券を購入。親子二人で3900円、子供一人追加で+800円の計4700円という破格値だ。共通一日券は5000円するから初日や最終日に滑るのであればこれを購入するのが得策だろう。まず、麓から出ているリフト、センターフォーに乗って中腹まで上がり一本滑ろうと考えたのだが、このリフトとんでもなく長い。全長1700mの長さはゴンドラ並みだ。10分間強風の中にさらされたので体の芯から凍りついた。中腹に上がると同時にレストラン「エースヒル」へ駆け込む。体を温め今日一日の作戦を練る事にした。まずは腹ごしらえという事で筆者は黒ごまと豆乳のモンブラン、子ども達はチリポテト、それに温かい飲み物を注文。どれも美味しい。このレストランは昨年も何度か立ち寄ったが非常に味の水準が高い。

 体を温めた後、今度はフェースマスクとネックウォーマーをつけ完全武装で出陣した。まずは中級のフリココースへ出る。平均斜度20度のコブ斜面。雪面がそれほど硬くないので筆者でも連続ターンで降りることができた。子ども達、特に長男はコブが得意だ。昨年はこのコースがアイスバーンだったため足が止まっていたのだが、今回は見る見るうちに下まで降りてしまった。

 フリコからアルペンコースに続く1500mを滑り、再びセンターフォーに乗る。また強風の餌食だ。ここがニセコの欠点なのだが、歴史の古いスキー場のため設備が遅れている。これだけ冷え込む地域なのにフードの付いたリフトがあまりない。頂上の一人乗りのリフトもニセコを代表する拷問器具だが、この長距離リフトも中々のもの。顔はフェースマスクでガードしてあるので大丈夫だが、子ども達は指先が痛いと言い出した。長女は一本滑った所でホテルに戻りしばらく休憩。

 長男は調子がいいのでまだまだ滑ると言って三回目のセンターフォーへ。しかし、このリフトは何度乗っても体が慣れそうにない。特に後半、横風が吹きさらしの部分がありここが辛い。夜になってから気温も下がり回数を増すごとに風が冷たくなっているようだ。一本下まで降りてからホテルに避難。長女も元気を取り戻していたが、もうこれ以上センターフォーに乗り続けるのは困難と判断し、ゲレンデを横に移動し短いリフトを探していたら、ゴンドラがまだ動いていた。ニセコのゴンドラはナイターもやっているのだ。これに乗って上に上がると天国のような気分だった。そして、タッチコース〜国体コース〜高原コースと約2kmの道のりは風も弱く非常に快適に滑る事ができた。雪もそのうちに止み、上部から見るニセコの夜景を堪能しつつ約1時間ほど滑ってホテルに戻る。

 夕食はホテルの1階に「食彩比羅夫」と言う日本料理店があったのでここに入る。外国人の客で満杯で20分ほど待ったが、寿司は中々美味かったし、値段もそんなに高くなかった。食後はカラオケをした後、温泉へ。−10℃の気温の中で体の芯から温めてくれる露天風呂は最高だった。コンビニで筆者お気に入りのニセコアイスを買って食べ、この日は10時頃に就寝。