2007〜2008シーズン

2007〜2008 SEASON

12 ハチ高原3/ハチ北10

 (期日)2008年2月 (宿泊)ヒュッテやまなみ(1泊2日) (移動手段)車
 (ハチ北・ハチ高原HP) http://www.hachi-hachikita.co.jp/
(ヒュッテやまなみHP) http://www.yamanami.info/

ハチ高原/ハチ北スキー場データ


|
場の魅力
コースの豊富さ  北海道・信州に比べると最長滑走距離・コース幅ともに物足りないが、ハチ北・ハチ高原を合わせたゲレンデの規模は近畿圏では抜き出ている。特に北壁の800mに及ぶ急斜面のコブは他では味わえない。ハチ北のコース内には初級者用と上級者用の二種類のモーグル練習バーンが設けられ、ハチ高原にはハーフパイプや各種のキッカー、タイム計測器等が設けられ、ゲレンデ規模以上の楽しみ方ができる。
積雪量 B  西日本では多いほうだが、12月や3月ではブッシュの出ているところもある。
雪質 B  上部の雪質はかなり良いが、中央ゲレンデから下部は2月以外は信州と大きな差が出てくる。
混雑度  リフトは近年輸送能力の高いクワッドが増設されたため待ち時間が短くなった反面、ゲレンデの混雑度は上昇した。特に休日は人間の間を掻い潜って滑るような状態になる。近年はブームの頃に比べると若干混雑が解消したようだが、トップシーズンには混む。また、ハチ高原側はスキー学校で大量の学生が訪れる事があるので注意が必要。
雰囲気  レストランは数年前まで古い・汚いものしかなかったが、最近中央クワッドを上がった所にクリスタKAZAOというおしゃれな店が登場した。メニュー・雰囲気ともGOOD。ハチ高原の麓にあるカフェテリア・シーズもお勧め。広々としたゲレンデと頂上からの美しい景観も魅力だ。
アフタースキー  民宿街は相変わらず泊って寝るだけの環境。
旅費 A  車に定員一杯詰め込めば、移動経費は一人5000円あれば十分。
アクセスの良さ A  以前は徳島市から約4時間かかっていたが、明石大橋と高速の延長で3時間で到着が可能になった。帰りの混雑は相変わらずだが以前よりは解消されている。
総合評価  コースの豊富さや雪質は(徳島からの)近場では最高。しかし、人が多いのが難点。


体験記(1日目)

 12月末以来久々に家族そろってのスキー。この後はスキー連盟の合宿やレースなど3月中旬まで予定が入っているので、実質今シーズン最後の家族旅行だ。行き先は志賀高原かハチ高原、ダイナランドで迷ったのだが、11月からスキーが連続しているので体の負担を考えて、最も近いハチ高原にした。また、秋に県内スポーツ店のイベントがあり、ハチ高原のロッジの宿泊券と一日券を当てていたのも決め手になった。出発前日はゲレンデ情報や積雪状況を調べたり、道具の準備をしていて寝るのが11時になってしまった。当日朝3時に起きたが、わずか4時間しか寝ていないので体がだるい。若い頃なら徹夜で滑るのも平気だったが、そろそろこういう無茶が効かない年になってきた。

 自家用車で朝3時半に自宅を出発する。今年は原油高によるガソリン代の高騰と県外での練習が増えた事でスキー用の費用も予定をはるかに上回る金額がかかっている。少しでも費用を節約しようと思い、深夜割引の適用される朝4時前に高速のゲートを潜った。徳島から淡路島を経て第三神明、播但道に入ってハチ高原を目指したが、途中でパーキングエリアに寄ろうとして道を曲がった所、間違って山陽道に入ってしまった。播但道に戻るのに何回か姫路東ICの辺りをうろうろしてだいぶ時間をロスしてしまった。

 和田山ICで播但道を降りると、今度はハチ方面の方向が良くわからない。「スキーを積んでいる車についていったらいいんちゃう?」という妻の言葉に従ったのだが、どうも2年前に通った道と様子が違う。コンビニで道を聞いたら、全く逆の方向に向かっていることがわかりあわてて軌道修正。今回ハチ高原は何回か来たことがあるという事で詳しいルートを調べずに訪れた。高速を降りれば看板がスキー場まで案内してくれるだろうと思っていたのだが、何もない。結局スキー場に着いた頃には9時前になっていた。通常なら3時間少々で来る道を5時間以上もかかった計算になる。筆者は睡眠4時間の疲労と長時間の運転で次第に無口になっていたのだが、スキー場の白い雪景色を見たとたんもやもやした気分は一気に吹き飛んだ。


↑初めて雪上車に乗った子ども達

↑ハチ高原中央ゲレンデを滑る

↑妻も不整地の部分を滑る

↑ポールバーンでタイムを計測

↑お昼は石焼ピザを食べる

↑ハチ北頂上からの見事な景色

↑スカイラインコースを滑る長女

↑ハチ北名物北壁のコブ。
 今回宿泊したのはゲレンデの中にあるロッジ「やまなみ」。駐車場からは雪上車でロッジまで運んでくれた。子供たちはキャタピラのついた雪上車に乗るのが初めてでうれしそうだった。宿舎に着きウェアに着替え、ゲレンデに出る。ここ数日寒気が居座った影響でゲレンデの雪は非常に軽い。昨夜も少し新雪が降ったようで、圧雪面は軟らかく、非圧雪の場所は軽いコブもできて楽しそうだ。まず、リフトに乗って中央ゲレンデのトップに立つ。足慣らしを兼ねて中級コースを降りてきたのだが、妻も止まることなく一緒に降りてきた。フォームを見ると随分きれいなものになっている。妻は今シーズン腕山で3日滑っているが、それぞれ回数券で2〜3回滑っただけでほとんど練習もしていない。なぜ急に上達したのだろうと思ったが、雪がいいので思い切って体を前に倒せているのがいいのかも知れない。

 リフト横を見ると、ポールバーンが張ってある。ハチ北にも同じ様なポールコースがあるのだが、ハチ高原のものは時間計測器がついていて無料でタイムを計ってくれる。ここに父子3人で入ってみた。コースは既にたくさんの滑った人の跡で、掘り込んだような溝が刻まれている。一定時間ごとに整備をすればいいのだが、ここは放置されているので少し危険だ。怪我をしては大変だからスピードを殺して滑るように注意してコースに入った。一走目、長男は35秒68、長女36秒31。年末の記録会で長男に負けた筆者は、ひょっとしたら今回も負けるかもしれないと思っていたが、滑り降りると電光掲示板は27秒79を刻んでいた。10秒近くも差をつけている。満足して二回目に入ったのだが、長女の記録は伸びなかったものの、長男は2回目33秒32、3回目30秒60と驚異的なペースでタイムを上げてきた。このペースで行くと夕方には抜かれるかも知れない。

 お昼が近づいてきたので、ハチ高原麓のカフェテリアシーズへ。石釜で焼いたピザが名物だが、他の料理も中々美味しい。一度ゲレンデを下まで降りなければならないのは不便だが、今日も多くの客で席も確保しにくいほどの盛況ぶりだった。昼食後はハチ北方面へ移動する。頂上に立つと、すばらしい景色を遠方まで見渡す事ができた。問題はこの頂上から斜度20度の中級コース、スカイラインコースを妻がどうやって降りるかなのだが、午前中のハチ高原で自信をつけていた妻はスカイラインコースにも果敢に挑戦し、一度も転ばずに下まで降りた。途中、何箇所かバーンの荒れた所や傾斜の急な所があり、口では「気をつけて降りなよ」といいながら実は転ぶのを狙ってビデオを回していたのだが、意外なほどすんなりと降りてきた。このHPの売り物であった妻の転倒シ−ンは今後超プレミア画像となるかもしれない。

 続いてハチ北名物の北壁へ。昨年はクローズする事も多かったのだが、今年は雪も豊富でたくさんのスキーヤーが滑っている。平均斜度25度のコブ斜面は、子供には危険かもしれないと思い、崖に落ち込むような斜面を見せた所、子供は「行って見る」と前に進んだ。そして、長女は次々とコブを乗り越え、一番に下まで行ってしまった。怖がりの長男は最初足が止まっていたのだが、数個コブを乗り越えるとコツをつかんだのか順調に進み、時には連続ターンも織り交ぜながら下まで降り切った。側を滑っていたスキーヤーからも指を指して凄いと褒められ、これが気分が良かったようで、長男はこの後もしばらく「コブに行こう」を繰り返していた。

 その後、アルペンコース、モーグルコースを回り、小雪がちらついてきたので、ハチ方面に戻る。筆者は急斜面のハイランドコースを、子供と妻はリフトで移動をした。ハチ高原に戻って最後にポールバーンに挑戦。まず、長男。ゲレンデが荒れているにもかかわらず本日一番のタイム29秒56がでた。遂に20秒台に突入だ。筆者も26秒89と本日の最高タイムを出す事ができ、満足して宿舎に戻った。部屋に入るともう皆ぐったりだ。特に今シーズン初めての本格的な滑りをした妻はコタツにもぐってウトウトし始めた。子ども達は持ってきた宿題を片付け、筆者も板のチューニングをした後、夕食・入浴をしてこの日は9時過ぎには就寝した。

 
↑宿舎で宿題をする長女 夕食はすき焼きでした↑

2日目


↑新雪の中気持ちよく滑走

↑コブ斜面を上手に滑る

↑ポールバーン
長男は滑る度にタイムを上げてきた
最後には筆者と1秒差に・・・。

↑ポールを倒して滑る長女
 朝4時起床。板のワックスを落として、ウェアの防水加工をし、朝一のリフトに乗ろうとレストランへ急ぐ。ところが、ここのロッジは割とのんびり派なのか、7時半が朝食時間。リフト運行が8時なのでスタートに間に合わない。7時頃からうろうろしていたら、先にうちの家族だけ食事を用意してくれた。急いで朝食を食べ、チェックアウトをして、ゲレンデに急ぐ。昨夜から雪が降り続き、ゲレンデには一面の新雪が降り積もっている。まず人の少ない大久保ゲレンデへ行く。果たして妻が新雪の中を滑れるか心配だったが、スムーズに降りてきている。ずいぶん上手になったものだ。子供たちは勢いをつけて滑っている。
続いて、ポールバーンもオープンしたので、ゲレンデが荒れないうちに入ろうと急ぐ。まず筆者が滑る。すでに何本か上級者が滑った後だったので、昨日ほどではないがコースに窪みができている。足をとられないように気をつけながら滑り出たタイムは26秒53。最高記録だ。ところが続く長男もすごい勢いで飛ばして来る。ターンのタイミングが絶妙だ。タイムはついに27秒台に突入。最初は9秒も開いていた筆者との差はもう1秒しかない。抜かれるのは時間の問題だ。長女は転んでしまったためタイムを上げることはできなかった。結局、タイムレースは筆者25秒70、長男26秒79、長女32秒39で僅差で父の名目を保つ事ができた。

 その後ハチ北エリアに移動するため上部の新雪コブ斜面を滑っていたら、一人の人が立ち止まってじっと見ている。あまりにも二人がスムーズにコブを滑るので驚いているのだ。「上手やなあ」と声をかけられて二人は上機嫌。ついでに妻もわが事のように思ったのか上機嫌だった。

 つづいてリフトに乗ってハチ北頂上へ。昨日は遠方まで見渡す事ができたが、この日はガスが出ていて景色は見えなかった。中級のスカイラインコースを家族四人で滑り、モーグルトレーニングコースでコブ斜面の練習。エア用にジャンプ台も作られている本格的なもので、筆者は連続で回る事はできないが、子ども達は上手に滑っていた。ここを何度か練習した後、ハチ高原エリアに戻る。上級のハイランドコースをこどもたちと一緒に降りる。滑り始めは下が見通せない急斜面に怖がっていたが、慣れてくるとスイスイ滑って下まで降りていった。今回は雪の状態が良かったので滑りやすかった。
コースガイドにピンバッジの当るチャレンジカードがついていたので、これに挑戦する。妻は初級コース、筆者と子供は中級コースの課題をクリアし、ピンバッジを手に入れた。上級の課題も「頂上から麓まで一気に滑り降りる」だけ時間がなく達成できなかったが、次回来た時の楽しみとして取っておきたい。