2007〜2008シーズン

2007〜2008 SEASON 

9 大山3

(期日)2007年1月 (宿泊)朝霧山荘 (移動手段)自家用車
 (大山HP)http://www.daisen.jp/ski/
 (朝霧山荘HP)http://www.gaina.net/asagiri/

大山スキー場データ


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コースの豊富さ 大山国際・上の原・中の原・豪円山と四つのゲレンデが横につながっている。12コース、最長滑走距離1.6kmは少々物足りないが、林間コースやコブ斜面、ダイナミックで広大なバーンとバラエティ豊かなゲレンデ構成のため飽きない。幅も100mクラスのゲレンデが多く、快適に滑る事ができる。
積雪量 12月中は全面オープンになる事は難しいが、日本海に近いためトップシーズンの積雪量はハチ北を上回る。
雪質 ハチ北よりやや気温が高いため、ゆきは少々重め。もちろん四国の雪よりははるかにいい。
混雑度 一番奥の大山国際はアクセスに時間がかかるが、休日でもリフト待ちは少なく、伸び伸びと滑る事ができる。広島近辺には新しいスキー場がオープンしたため、九州等の客がそちらに吸収されているようだ。
雰囲気 樹木がたくさん残されていて森の中を滑るような雰囲気がある。頂上からの眺めも素晴らしい。ただリフトはペアリフトが中心で移動が遅いため、冷え込んだ日などは体が冷たくなる。唯一センター4というクワッドリフトがあるが、乗り場は少々混雑する。レストランのメニューはもう少し努力が必要。
アフタースキー B 旅館街には特に目ぼしい施設はないようだが、周辺に温泉や観光地があり、自家用車で来た場合は足を伸ばしてみるのもいい。
旅費 高速料金が徳島発で計算して1万5千円程度。ガソリン代を含めて2万円強となると少人数で来るのであればバスツアーが得である。
アクセスの良さ 徳島から高松自動車道を経て瀬戸大橋を渡り中国自動車道等に乗る。高速でスキー場近くまで来る事ができるし、高速を降りてからの一般道も渋滞していない。慣れてくれば3時間以内で到着できるアクセスの良さはハチ北よりお勧め。
総合評価 自家用車で来るには遠いと言うほどではない距離。自然のたくさん残されたゲレンデと豊富なコースレイアウトは長年人気を維持してきた理由だろう。ただリフトの遅さと複数のゲレンデの連絡の悪さは今後改革を望まれる点である。

体験記(一日目)

 1月二週目。大山で土日にかけ徳島県スキー選手権大会が開催された。この大会は県内のジュニアから一般の選手を中心に県外の選手も交えて行われる県内最大規模のものだ。他の出場者は金曜日から練習のために現地入りしていたが、子ども達は学校があったので当日早朝に到着する計画を立てた。徳島から大山までは順調に進めば約3時間なので、受付時間から逆算して朝3時半に自宅を出発することにした。子ども達にとっては厳しい時間帯だが、車の中では寝られるので何とかなるだろう。筆者は朝2時半に起床。道具の整理をした後、子供を起こしに行ったのだが案の定反応なし・・・ZZZ。.前夜は8時半には布団に入らせたのだが、ぐっすり眠っている。何度か声をかけてようやく3時過ぎに起きてきた。急いで着替えをして、予定時間には出発することができた。

 ところが、外の天気は雨模様。出発時は小降りだったのだが、途中から激しい雨に変わり、これは急いで着いても大会自体が中止になるかもしれないと気をもんだ。高速道路にもかなり雨水がたまっていたので、あまり急ぎすぎてスリップしては大変と100km/hを超えないように気をつけながら車を走らせた。予定より30分遅れて7時前には宿舎に到着。コーチの姿を見つけて挨拶をし、土砂降り状態の外を見ながら「今日は大会あるんですか?」と聞くと、「もちろんします。」横にいた別の方が「どんな状況であっても必ず県大会はやります。」との返事。筆者も若い頃はどんなに雨が降っていようがゲレンデに飛び出していったものだが、最近はコンディションが悪いとどうしても休憩をする癖がついていた。何か忘れかけていたスキーに対する情熱のようなものを感じさせてもらった一言だった。

 筆者はこの後、駐車場へ車を置きに行って子供たちには皆に着いて行く様に言ってあったのだが、宿舎に戻ってみるとまだ部屋の中でうろうろしている。ゴーグルがないといって慌てているのだ。早くしないとエントリにー間に合わないので、急いで宿舎を出る。ところが、大山スキー場は横に長いので、一番奥の会場に行くのには相当時間がかかる。雪があれば滑っていく事ができるのだが、この日の積雪量はわずか20cm。移動経路にはほとんど雪がなかったので、重い板を担いで移動した。長女はともかく体の小さい長男が遅れ気味なので、板を持ってやったら今度は長女が自分の板も持ってくれと甘えてくる。約30分歩いてやっと受付会場に着くと、もう他のメンバーは競技場所に向けて出発する所だった。慌てて後からついていったが、この移動だけで筆者はもうへとへとになった。


↑レース前のインスペクション。

↑GS長女の滑走。

↑霙の降る中子供達はよく頑張
った

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sanodesu(否本人)家族対決2008
第2戦「県選手権(GS)1/12」


VS

1勝1敗
55'80"
  1勝1敗
1:08'11"

 今回競技に使うゲレンデは大山国際スキー場の上部、チャンピオンコースだ。筆者にはよく分からないが、大人が中心の大会なのでポールも厳しい位置に配置していると思われる。スタート前にコースの状態を確認するインスペクションが行われる。これについてリフトでスタート地点まで上がると凄い強風だ。加えて霙交じりの雨が落ちてきて大変な寒さである。筆者はウェアの上にポンチョを着ていたのだがそれでも全身凍えそうな状態だった。雨のしみこんだウェアの子ども達は凍りつくような状態だろう。しかしそんな中、長男は弱音も吐かず、友達と一緒にコースを降りてきた。元気そうだ。これだけ雨に濡れれば、明日は発熱するかもしれないが、今日のレースだけでも出てほしいので「体に力を入れて寒さをしのげ」とはっぱをかけておいた。

 まず、国体予選があり、小中学生は前走で滑る。長女は一番スタートだったが、ゲレンデの感触を確かめるような落ち着いたターン。タイムは53秒94。他の女子の選手より10秒も遅れた。長男は寒いのでレース用スーツにならず、上着を着用してのスタートだったが、49秒80と好タイムが出た。まだ勝った事のない5年生の先輩にも0秒35の差と肉薄している。本番も期待できそうだ。

 休憩の時間を取った後続いて県大会が行われた。初日はGS(ジャイアントスラローム)。が、こちらも長女は55秒80と最下位。期待の長男も途中でポールに引っ掛けて転んでしまい、1分8秒11と最下位だった。残念だ。滑っている間もずっと霙は降り続き、レースが終わった頃には長男も長女もずぶ濡れの状態だった。しかし、ロッジに入って体を温めると子ども達は意外に元気だ。長男は「よくこんな雨の中で子供を滑らすなあ」と大声で叫んで周囲の笑いを誘っていた。家でいて生活していたらちょっとした事で熱を出すのに、仲間も一緒に頑張っている姿を見ると気持ちの面でも違いが出てくるのだろう。

 宿舎に戻って服を着替え、風呂に入るといつもと変わらぬ様子で安心した。昼からは子ども達は他のメンバーと遊び始めたので、筆者は昨年も行った皆生温泉へ行こうと車を走らせた。ところが、駐車場の出口で係員の人にもっと近くにいい温泉があると紹介してくれたので予定を変更。車で10分の所に大山ロイヤルホテルがあり、ビジターでも千円で入浴できる(リフト一日券を見せれば600円)。まだ早い時間帯だったので、他の客もほとんどおらず、快適な時間を過ごせた。設備も新しく、きれいで露天風呂もありいい感じだった。風呂に入って体を温めると朝2時半起きの疲れが一気に出て、マッサージチェアで一眠りしてしまった。宿舎に戻った後も夕食時間まで仮眠。夕食は豚しゃぶ。宿舎の朝霧山荘の料理はいつも豪華で味付けも最高だ。食後は板のチューニングをして就寝。

体験記(二日目)

 


↑新雪の積もった上の原スキー場。

↑長女のSLフィニッシュ。

↑長男もいいタイムが出た。

↑レストランでお菓子で一服。
sanodesu(否本人)家族対決2008
第3戦「県選手権(SL)1/13」

VS

1勝2敗
1:07'26"
  2勝1敗
1:03'67"
 昨晩はずいぶん雪が降ったようだ。大山の積雪は前日時点で約20cmだったが、一気に50cmの積雪量になった。ゲレンデも全面新雪で覆われた。新雪といってもやはり西日本の雪だけに少々重めだ。前週のニセコの新雪に比べると足に対する抵抗が大きいが、大山の雪は粒子が細かいのか板がスムーズに回転する。

 県大会の二日目はスラロームの競技で、選手は早々に宿を出たので、筆者も回数券を買って後から出発した。せっかく新雪が降ったので、会場に行く前に上の原スキー場で滑ってみた。昨日はゲレンデの大半に土が出ていたのだが、今日は一面雪に覆われている。ここを一本降りた後、中の原スキー場を経由して細い山道を通り国際スキー場へ出た。朝早い時間帯なので、まだ誰も滑っていない。滑り出すと雪もソフトな感触で板がスーと流れるように滑っていった。大山スキー場は中四国では一番雪質がいいといわれるが、その言葉に間違いはないと確信した。こんなに調子がいいのであれば、回数券よりも一日券を買えばよかったと少し後悔する。

 会場ではコースの状態を確認するインスペクションが終わりスタート時間が迫っていた。悪天候のためスラローム1本勝負である。大会の様子はいつもビデオで撮影しているのだが、前日の大雨で回線がショートしたらしい。全く作動しなくなったので、今回はカメラでの撮影だけになった。まず最初に中学生女子。そして小学生女子のスタート。長女は今年初参加の大会なので、最終順でのスタートだった。前日はあまりにも寒かったので、レース用スーツの上にスキーウェアを着て滑ったが、今日はレース用スーツ一枚で滑る。長女の板は他の選手より短めなので、大回転は不利だが、スラロームは板の回転が容易で有利だ。タイムは1分7秒26。中学生には6秒ほど遅れたが小学生の中では一番のタイムが出た。

 続いて男子。成人・中学生の後小学生がスタート。長男はスタート寸前まで濡れたグローブが冷たい、手が動かないとべそをかいていたらしいが、スタートした瞬間嵐のような勢いでゲレンデを駆け抜け、中学生女子に迫る1分3秒67のタイムを出した。こいつはひょっとしたら根っからの勝負師かもしれない。初日の大回転は二人とも最下位だったのだが、スラロームはそれぞれ満足の行く結果を出す事ができて良かった。翌日筆者はカナダ行きを控えていたので、大会後は早々に宿舎に戻り、早めに現地を出発した。

 
↑お菓子の城で試食タイム ↑水木しげる記念館の前で