2006〜2007シーズン

2006〜2007 SEASON 

(6) 札幌/2日目キロロスノーワールド(2)

 (期日)2006年12月 (宿泊)札幌プリンスホテル(3泊4日) (移動手段)JAL
 (キロロスノーワールドHP) http://www.kiroro.co.jp/index_f.php
 (札幌プリンスホテルHP) http://www.princehotels.co.jp/sapporo/

スキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ  知名度の割にスキー場の規模はそんなに大きくない。一応コブ斜面・深雪コース・急斜面とバラエティに富んだコースがあるが、一つひとつの距離はそんなに長くない。また、所々に緩斜面が散在しており、ボードやショートスキーで滑った時は板が止まってしまい、漕ぐのに疲れる。初級者にはちょうどいい傾斜かもしれないが、中級以上になると物足りなさを感じる。
積雪量 AAA  ルスツよりもニセコよりも積雪量は多く雪の心配はない。年末でも2m近くある。2月には4m近くなるとか・・・。
雪質 AAA  気温が低い日はニセコの上部の雪質が麓でも味わえる。息を吹くとふわっと飛んでいくような超絶最高級アスピリンスノー。筆者の経験した中では文句なく最上級。
混雑度 AA  札幌から近いので日帰り客が多く、休日は客が増えるようだが、クワッド中心のリフト構成で輸送能力が高く、リフトで並ぶ事は無い。
雰囲気 AA  スキー場のオープンが1991年と新しいことがあって、レストランやトイレ・ホテル等どの施設も清潔感が漲っている。また、従業員の応対が訓練されていて丁寧。スキーヤーが一日中どのような場面でも気持ち良く過ごせるよう工夫されている。また、リフトはごく一部の場所を除き、フード付きのクワッドが基本なので快適に移動ができる。反面、スキー場がこじんまりしているせいか、ニセコ頂上部のような壮大な景観に欠ける。
アフタースキー AA  ルスツリゾートホテルと同様にレストランや遊び場に不自由をしない。ホテルとレストランの配置がよく考えられており、町を散策していくような感覚でレストラン選びができる。レストランは小樽の政寿司支店をはじめ、専門店が多く揃っており、味のレベルも高い。ショップの数はルスツほどではないが、基本は押さえてある。ホテルのチェックイン時にキロロカードが発行され、レストランの会計やゲレンデでの食事などキャッシュレスで行えるのが便利。また、温水プールに併設するキロロ温泉はジェットバスやミストサウナ、露天風呂もあり、毎日のリフレッシュにはうってつけ。有料(1回600円位)なのがたまにきず。
旅費  札幌宿泊でもスキー場まで1時間なので、現地のリゾートホテルに泊まるより安く上げる事ができる。ホテルピアノやマウンテンホテルに泊まるのであれば、12〜3万(ツアー代朝夕食付・時期によって変動有)+リフト券・昼食代・その他必要(徳島県基準)。ホテルピアノはルスツリゾートホテルより少々グレードは上。
アクセスの良さ A  空路利用でらくらく移動。徳島発着の場合羽田経由になるが、昨年2月に開港した神戸空港利用の場合は直行で千歳に着く。空港からはバスで2時間余りの距離で、午後2時から滑る事ができる。
総合評価 AA  ニセコ・ルスツに比べるとスキー場自体は小規模で、コース自体も短いのが欠点だが、ホテルの完成度と雪質は他のスキー場を凌駕している。家族連れや初心者の彼女と来るにはぴったりのスキー場だと思う。


体験記その2(2日目)


↑5年ぶりに訪れたキロロ

↑長峰の非圧雪コース

↑キロロのシンボル「ニイサの鐘」

↑センターハウスにミニFM局が

↑個人レッスンで教えてもらった

↑夕方には遠方も見渡せるように

↑照明に照らされた雪がきれいだ

 

 朝5時に目が覚める。昨晩遅いくまで滑っていた割にはいつも通りに目が覚めた。今朝は朝から筋肉痛だろうと覚悟していたが、どこも痛くない。雪が軽いので身体への負担が全くないようだ。朝の支度をした後、朝食に出る。ホテルのバイキングはメニューが豊富で北海道産の小麦を使うなど食材にも気を使っているようだ。プリンスは繁華街から少し離れているが、その分サービス面の充実に力を入れているように感じた。

 8時半ホテルに出発。今日は三日間のメインとなるキロロでのスキーだ。キロロは5年前に来たことがあるが、非常に雪質がよかったのを覚えている。今日はここでビデオレッスンというプログラムを申し込んである。コーチがマンツーマンで教えてくれた上、フォームをビデオで撮ってアドバイスをしてくれるというプランだ。普通個人指導を申し込んだ場合、2時間で2万円近い料金を請求されるが、こちらはわずか1万2千円。徳島を出発する前から予約をしていた。ホテルからは約1時間半でスキー場に到着。レッスンは午後からなので午前中は一通りのコースを滑ることにする。

 まずは5年前に行かなかった長峰ゲレンデへ。このゲレンデだけ他のゲレンデから離れた所にあるので、専用のリフトで移動する。リフトに乗ると、フードに雪の結晶が落ちてきた。キロロの最高級アスピリンスノーだ。ただ、この日は気温が少し高めだったので、5年前の空を飛ぶような感覚は味わうことができなかった。長峰ゲレンデの上部長峰第2Aコースは今シーズンからパウダーラインと称して午前中は圧雪車を入れず、深雪を楽しめるようになっている。キロロのパウダーを期待して入ったが、ゲレンデは既に多くのスキーヤーが滑り踏み均したような状態だった。このコースを楽しむには朝一番に入らなければ駄目なのだろう。


↑朝里の上部には樹氷もできていた 

 がっかりして一度麓まで降り、ゴンドラに乗って朝里ゲレンデへ移動。長峰方面より雪質がよいような気がする。人は少々多かったが、滑りやすい。昨シーズンからオープンした全長6kmの中斜面グランドラインコースに入る。ここはルスツのスティームボートを連想させるような中斜面の延々と続くコースですこぶる快適だった。晴れる事がめったにないキロロでは珍しく太陽も覗き、樹氷群がキラキラ輝く様は見事だった。一本滑った後、センターハウスへ戻る。中央にFM局が設営されていてDJがラジオ放送を行っている。各スキー場とも生き残りをかけて色々と工夫をしている。

 さて、午後になってビデオレッスンが始まった。昼頃から雪の降りが激しくなって、スクールからはきちんと撮影できないかもしれないと言われたが、あまりない機会なので撮ってもらうことにした。プライベートのレッスンなので、こちらから何でも注文できる。検定種目の大回り、小回り、中回り一通り見てもらい、次の様なアドバイスをいただいた。

・ 上体は斜面に正対する。ターンの時にも身体が動かないよう気をつける
・ ターンの時に上半身の上下運動で切り替えるのではなく、足の指先→ひざ→腰の順番に下から動くことを意識する
・ ターンの方向は、体を谷側に投げ出す意識で気持ちを持つ
・ 大回りの時、足首・膝・腰は同じ方向に向ける
・ストックが長すぎる
・足の曲げ伸ばしを大きくする

 担当してくれたのはまだ若いコーチだったが、撮影をされているだけあって動作を見る目は的確だ。今までのスクールでは指摘されなかったような所まで見抜いて、分かりやすい言葉で説明してくれた。1時間半の講習の後、センターハウスの一室でビデオを見ながら解説。ポイントで静止画にして説明してくれるので非常に分かりやすい。またこの時のビデオはDVDに焼いて講評とともに自宅まで送付してくれた。レッスンがすごく良かったので、キロロに来ることがあればまた受けてみたい。

 さて、再びゲレンデに戻ると講習の間から降っていた雪が積もってコースは前面パウダー状態。気温も下がって最高のコンディションだ。雪がいいとずいぶん上手くなった気がする。あまり調子がいいのでバスの発車時刻寸前まで滑っていて時間に遅れそうになった。


↑札幌名物スープカレー。

↑大通り公園の街路樹。

↑雪が積もって一層幻想的だ。

 1時間少しバスに乗った後、ホテルに戻る。夜に少し時間があったので街中を歩いてみる。夕食は夏に食べて気に入ったスープカレーの店へ。前回はスープをご飯にかけてカレーライスの様にして食べていたが、北海道の人から食べ方を教えてもらった。今回は別々に食べる。うまい。カレーの刺激的な香りと野菜の甘味が見事に溶け込んでいる。

 続いて札幌ラーメンの名店「らーめんてつや」へ行った後、大通公園へ出てみた。札幌では12月1日からホワイトイルミネーションといって電飾で町全体を装飾している。大通り公園には無数の光がきらめき、降り積もった雪に反射してとてもロマンチックな光景だ。テレビ塔もいつもと違った電飾でライトアップされていた。

 しかし、1時間ほど外を歩いていると、だんだん体全体が凍り付いてきた。最初10分位で指先が痺れ始め、次第に身体の中央部まで重い感覚が伝わってきた。さすがに北海道の夜は別格だ。歩道も一面雪に覆い尽くされているので歩きにくい。スノーシューズを履いて来たから良かったようなものの、それでも何度か凍った路面に足を取られた。慣れない人ならまともに歩くこともできないかもしれない。店先では夜のうちに雪かきをしている人たちの姿が目に付く。雪国ならでは苦労を感じさせる光景だった。


↑テレビ塔が輝いている。

↑大通り公園の全景。

札幌2006その3に続く