2006〜2007シーズン

2006〜2007 SEASON 

9 ルスツリゾート6/2日目

体験記その2(2日目)


↑二日目は天気も快晴。

↑スクールの前にウエストMt.で練習

↑たくさんの子ども達と練習

↑長女は中々いいフォームで
滑っている

↑筆者も気持ちよく滑走

↑お昼。長女はイクラ丼を注文。

↑新しいフォームの妻。
雪飛沫を上げかっこいいようだが・・・

↑こういうお茶目な姿も見せて欲しい

↑イゾラの頂上からは洞爺湖が。

↑羊蹄山もくっきりと。
素晴らしい天気だった。

 朝の朝食は毎回オクトーバーホールで取る事に決めている。宴会場のバイキングより種類が豊富で、木作りのテーブルやオルゴールのBGMなど部屋の雰囲気もいいからだ。これまででも十分満足だったのだが、今回さらにメニューがグレードアップしていた。目玉焼きを焼くシェフと生のフルーツでミックスジュースを作る演出は少々高級なホテルなら良く見かけるものだが、クロワッサンやメロンパンを目の前で焼くシェフは初めて見た。オレンジを丸ごと絞ってジュースを作る機械も設置されており、料理の手作りと作りたてを意識した改革がなされていた。あと、コーヒーの豆をその場で挽くというのがあれば完璧だと思う。
 食後は朝一のリフトに間に合うようにゲレンデに出る。毎朝圧雪車でゲレンデを慣らすから、昨晩のアイスバーンも解消されているだろうと思いきや、まだ所々残っている。どうやら暖冬で雪が少ないので急斜面はゲレンデの雪つきが悪く、圧雪車が入れないようである。
 さて、今日は妻と子ども達はスクールに入校する予定だ。レベル4のコースに入った子ども達はゴンドラに乗ってイーストMt.まで滑りに行く。レベル3の妻はホテル前のゲレンデで練習をするという。妻の滑りを見ても仕方が無いので、子どもについてイーストMt.に移動。離れた所で見ていると、準備体操をした後スクール生は皆カニ歩きで斜面を登り始めた。「最初の段階から教えるのか・・・」と思いながら、折角の自由時間を無駄にしないよう筆者はクワッドで一本上る。
 雪面に降り立つと、ウェストMt.とは雪質が全く違う事に気がついた。ウエストでは斜面の所々にアイスバーンがあったがこちらは全く無し。高速で大回りをしながら一気に下まで降りた。気持ちがいい。やっと北海道に来たという実感を味わった。
 下まで来ると先ほどまで練習をしていた場所に子供達の姿が無い。いよいよコースに出たのかと思い、再びクワッドに乗って探したのだがどこにも姿はない。三度目にリフトに乗った時、最下部のイージートレイルコース(最大斜度8度、平均斜度3度)でハの字ターンの練習をして姿を見つけた。レベル4はパラレルができるクラスだと聞いていたので、今日はずっと大回り・小回りの練習をするものとばかり思っていた。基本からしっかり復習という趣旨は理解できたが、それにしても進行がゆっくりしている。
 残り時間も少なくなってきたので、中級のイーストティニューコースを繰り返し滑る。この日の天気は快晴で、山の中腹からは遠方の羊蹄山が目に映る。蝦夷富士とも呼ばれる成層火山の見事な三角形がくっきりと青空の中に浮かんでいる。時々立ち止まって風景を楽しんでいると、ようやくスクールの子供達がこの斜面まで登ってくるのが見えた。
 やっと大回り小回りの練習が始まったようだ。ところが、スクール生の中には止まる事もままならない子どももいる。他の子どもも基本はボーゲン。どうやらこのクラスはパラレルができ始めた人ではなく、これからパラレルを始めたい人が申し込むクラスだったようだ。スクールの説明にはSAJ3級程度とあり、我家の子どもにはレベルが高すぎるかも知れないと心配していたが、それとは逆の実態があった。コーチもどうしてもできない子どもの方に目が行くようで、2時間の講習で長女が受けた指導は「ストック使いを考える」事と「斜面から逃げない」事の二点、長男は「手を大きく広げる」だけであとはできているとの評価をいただいたようだ。次回スクールに入る時は一段階上のクラスに入ったほうがよさそうだ。
 その後妻と合流して昼食を取る。昼食はホテルのレストラン「ベルビュー」に入った。ここはゲレンデにあるレストランより値が張るが、空いているし、料理も美味しい。レストランではレベル3の講習を終えた妻が「大分上手くなった」と機嫌が良い。聞けば、同じスクールの中にリフトを止めるなど初心者と言ってもいいような人がいたようで、あくまでもその人との相対的な評価でしかないと思うのだが、妻はコーチから上手に滑れていると言ってもらえたらしい。これまで家族からは笑われた経験しか無かった妻が初めて自分を評価してもらえる人に出会って嬉しそうだった。
 ゲレンデに出ると、早速スクールで習った技術を披露してくれた。上半身を大きく前に突き出して体をクの字に曲げ滑っている。変なフォームだが、以前の後傾姿勢よりはましか?全身硬直したままで滑っているので、もっとストックも使って膝の曲げ伸ばしもした方がいいんじゃないかとアドバイスをするが、聞く耳を持たない。「この姿勢でフォームを固めなければいけない」そうだ。


Before←←←                 →→→After

 しかし、滑るスピードは以前に比べて格段に速くなった。ビデオを構えて撮っていると妻だけ他の者の何倍も時間がかかっていたが、これでテープの無駄が節約できる。独特のフォームをボーっと見ていたら、「先に行くよ!」と言って妻が脇を通り過ぎていった。いつも一番後ろを付いてくるだけの妻が先導するのは初めてのことだ。緩斜面を一気に滑り終えた妻は言った。「初めてスキーをして楽しいと思った。」良かったな。妻よ。生涯荷物係の君かと思っていたが、ささやかな喜びを味わってくれ。
 続いてゴンドラでイゾラMt.の頂上まで上る。イゾラの山頂はいつ来ても吹雪いていたり、曇っていたりで中々素晴らしい眺めを拝む事ができなかったのだが、この日は良く晴れていたために洞爺湖まで見渡す事ができた。それにしても中級コース主体のイゾラのコースで妻がほとんど転ばずに下まで降りる事ができた事は景色以上の感動を生んだかもしれない。
 夕方になってきたので、ウエストMt.に戻り、筆者はしばらく一人で滑って切り上げた。本日の夕食はイタリア料理。「コスタテラッザ」で全員コース料理を堪能する。今日は一日滑って疲れたので、夜の徘徊も早めに切り上げ、10時には部屋の電気を消した。

ルスツ2007その3に続く