2006〜2007シーズン

2006〜2007 SEASON

23 ニセコアンヌプリ/一日目

 (期日)2007年3月 (宿泊)ホテル日航アンヌプリ(3泊4日) (移動手段)JAL
 (ニセコアンヌプリHP) http://www.cks.chuo-bus.co.jp/annupuri/winter/
 (ホテル日航アンヌプリHP) http://www.nikko-annupuri.co.jp/index.html

ニセコアンヌプリスキー場データ


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コースの豊富さ AAA  アンヌプリ単独でも13のコースと4kmの滑走距離を誇り、十分楽しむ事ができるが、加えてニセコ東山、ニセコグランヒラフと上部でつながっており、共通リフト券でどの方向へも滑りだせる。三つのスキー場を合わせた規模はやはり北海道一。緩斜面・急斜面・深雪・コブとあらゆるスキーヤーのニーズに応えられる。
積雪量 AAA  北海道の豪雪地帯なので当然多し。年末でもまず雪の心配は無い。
雪質 AAA  パウダースノーの上を行くアスピリンスノー。特に最上部の雪質は感動もの。最近では世界的に見ても最も雪質の良い場所として知られ、外国人の客が激増している。
混雑度 AA  ヒラフや東山に比べると緩斜面の割合が高いため、家族連れやカップルの割合が多いのが特徴。年末年始や連休は少し混むかもしれないが、今回訪れたのは3月下旬だったためリフト待ちは全くなし。特にナイターはゲレンデにも人の姿が見えず快適。
雰囲気 AA  「東洋のサンモリッツ」の異名を持つニセコの景観は、他ではあまり見られない非常に開放感の高いもの。上部は森林限界になっており、一本の木もない中を高速カービングで飛ばすのがニセコの醍醐味。ホテルやレストランの雰囲気も悪くないが、もう一つの人気スキー場ルスツと比べるとやや洗練度に欠ける。しかし、それを補って余りうる大自然の要素が世界中から評価される原因となっている。
アフタースキー  ホテル日航はリゾートホテルとしては完成度は今一歩。レストランは複数あるが、遊技場がほとんどなく、スキーオンリーなら問題ないがプラスαを求めると物足りない。周囲にも露天風呂のある「いこいの村」はあるが、ヒラフのような専門店や居酒屋・土産物店がほしい所だ。
旅費  時期にもよるが、3月下旬で一人6万円前後(ツアー代朝食付)+リフト券・昼食代・その他必要(神戸空港発)。
アクセスの良さ  徳島発着も便利だが、お勧めなのは神戸空港発のツアー。空港まで1時間半で、神戸から約2時間で千歳に到着。乗り継ぎのない分、経費も時間も節約できる。千歳からも以前はルスツ経由であったので3時間かかっていたが、最近は直行便も出ているので30分以上時間は短縮された。
総合評価 AA  最上質の雪質と素晴らしい景観は国内でも最高レベルのものだろう。世界からの注目度も高いニセコは今後益々開発が進み、やがてルスツやキロロを上回るような洗練されたリゾート地として発展を遂げるであろう事が予想される。


体験記


↑ICカードでピピッとチェックイン

↑機内でおどける長男

↑さあ、今からゲレンデに出ます!

↑子ども以上にワクワクしている筆者

↑長女の滑走。広いゲレンデで気持ちよさそう。

↑ニセコの頂上へ。

↑太陽の周りにリング状の虹が。

↑夕暮れの中を滑る筆者。
 今シーズン、筆者は28日、子ども達は20日と最長滑走日数を記録した記念すべきシーズンの締めくくりはどこで過ごそうかと考えていたが、記録的な超暖冬のために本州では雪の心配があると思い、シーズン3度目の北海道で終える事を決めた。3月の終わりに時間が取れそうだったので、できるだけ雪の良い所をと思い、ルスツよりさらに内陸部にあるニセコを選んだ。子供たちも北海道には何回も来ているが、今までルスツばかりだったので、たまには違う所を経験させてもいいだろう。

 筆者は今回でシーズン23回目のスキーだ。毎週のように行っていると気持ちの上でも高ぶるものがなくなってくるものだが、北海道となると話は別だ。出発当日の朝には起床まで何度も目覚め、4時半には眠れなくなり道具を準備に取り掛かった。6時過ぎには徳島を出発。今回も神戸空港発のツアーだ。淡路島までは順調に走ったが、阪神高速に入って渋滞に巻き込まれる。一時車が全く動かなくなり、出発時間に間に合わないのではと気持ちが焦る。1月に来た時には予想より早く着いたので、今回出発時間を遅らせたのだが平日の通勤ラッシュを考慮に入れていなかった。それでも何とか8時過ぎには空港に着き、朝食を食べて神戸を飛びたった。

 神戸から千歳まではわずか2時間だ。昼前には北海道に着いた。空港で昼食を取り、バス停留所まで出るともの凄く寒い。外の気温は3度。徳島ではもう連日20度以上の陽気が続いていたから特に寒く感じる。道端にもまだたくさんの雪が残っている。さすが北海道だ。ゲレンデも十分に期待ができそうだ。千歳からニセコまではバスで約2時間。以前はルスツを経由してニセコに行っていたのだが、数年前から直行便が出るようになったので、ずいぶん早く着くようになった。

 今回宿泊するのはホテル日航アンヌプリ。ロビーに入るとポーターが荷物をスキーロッカーと部屋まで運んでくれた。サービスは良かったし、部屋もまあまあきれいだったが、館内の施設はルスツリゾートやキロロのホテルピアノほどは充実していない。レストランの数は3〜4軒。子ども達にとってはゲームセンターがないのが不満の種。純粋にスキーを楽しむだけなら良いが、家族で使う分には不向きだ。

 到着したのが3時前なのでボヤボヤしているとすぐに夜が来てしまう。さっさと部屋で着替えを済ませ、ゲレンデに出る準備をする。空港で列を離れて筆者にしかられた子ども達は動きがいい。バッグの荷物を棚に整理し、それぞれ自分でスキーウェアに着替えた。

 今日はホテル前のニセコアンヌプリゲレンデを滑る予定だ。ニセコにはひらふ・東山・アンヌプリと三つの大きなスキー場が並んでいるのだが、アンヌプリは一番奥にあり、比較的斜度が緩めで広いのが特徴だ。子ども達が足慣らしをするのには最適な環境だ。最初にメインのクワッドに乗って1000mを一気に滑り降りる。期待の雪質は・・・ううん微妙なところだ。出発前にインターネットで調べたらニセコは「粉雪」との表示が出ていた。3月の終わりでは全国どこのスキー場もシャーベット状態だが、さすが北海道と感心をして大きな期待を寄せすぎていた。どうやら先週までは本当に粉雪状態だったようだが、今週に入って気温が上がったためにかなり水分を含んだ重い雪になったようだ。一本滑ると足に堪えた。

 上部の方はまだましなのではないかと思い、ゴンドラで頂上へ移動する。頂上付近はさすがに重いということはなかったが、昼間に溶けた雪が大きなかたまりになってゴロゴロ転がっている。滑っているとこのかたまりが板に当たって滑りにくい。平均斜度が21度もあるので、子ども達は腰が逃げ気味だった。しかし、頂上からの壮大な眺めはやはりニセコならでは。東洋のサンモリッツとも呼ばれる日本離れした景観が眼を和ませた。


↑頂上から見える景色。左の大きな山は蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山。

↑巨大キッカーに挑戦。
 やがてリフトの運行終了の時間が来たので、ナイターコースのあるゲレンデ下部へと移動する。下部にはロールバーンやテーブルトップなどあったので、これを飛んで遊ぶ。テーブルトップは高さ5〜6mのかなり大型のもので子供たちも最初は怖がっていたが、慣れてくるとかなりスピードをつけて飛べるようになった。ジャンプしてからトップを乗り越えて設置するまでの浮遊感が気にいったようだ。
↑ジャンプ!

↑夕日を見ながら歌を歌う長男。
 ゲレンデも雪上車が入ったので、非常に滑りやすくなった。平均斜度19度のダイナミックコースをカービングで飛ばすととても気持ちがいい。子ども達の顔も一気に笑顔になった。やがて夕日が雪山の向こうに沈み始める。ゲレンデがオレンジ色に染まり、とてもきれいな光景だ。長男はしばし夕日に見とれていたが、そのうちに学校で習っているのか「夕焼け小焼け」の歌を口ずさみ始めた。

↑ナイター照明の中滑走する長男
 夕食をホテルで取った後、再びゲレンデへ。春スキーで北海道のナイターとなるとさすがに人が少ない。多分ゲレンデには20人位しかいなかったのではないかと思われる。おかげで周りを気にすることもなく自由なライン取りができた。ニセコのナイターというと、以前来た時は寒くて凍りつくようだったが、この日は気温も高めだったので爽快な時間を過ごした。約1時間ナイターを滑って、この日は9時頃には床についた。
↑照明で光るゲレンデと長女。