2006〜2007シーズン

2006〜2007 SEASON

12 剣山6

 (期日)2007年1月 (宿泊)日帰り (移動手段)車 
 (剣山HP) http://www.ichiu.jp/ski/index.htm

体験記

 県内でスキーに行く日、筆者は大体朝の5時起き。半時間で家族のウェアの防水をし、荷物を車まで運ぶ。その後子どもたちを起こすのだが、この時に手間取るのが長女。長男は最近意欲旺盛で、声をかけるとすぐに飛び起きるのだが、長女は朝が苦手で普段からギリギリまで寝ている。この日も出発の時間までに起きてこなかったので、置いて行く。長男は車の中で「海部から来ているYちゃんは朝4時に起きているのに長女はだらしがない」、前日自分が負けた腹いせに暴れた者とは思えないほどの冷静な分析をしていた。
↑二日連続の練習に息込む長男
 約1時間40分のちにスキー場へ到着。午前中の練習が始まった。ポール幅を変えて二種類のトレーニング。筆者も昨日に引き続きポールに入らせてもらう。苦手のスラロームでは外すこともあったが、横幅の拾いポールは何とか回ることができた。体が上下に揺れているので、固定するようにとのアドバイスもコーチからいただいた。長男は姉がおらず寂しいのではないかと思ったが、仲良しのR君とリフトに乗って楽しそうだ。
 筆者は休憩時間にロッジに引き上げ、他の保護者の方からスキーの道具について教えてもらっていた。今、うちの子供たちが使っている道具はブーツ以外全て昨シーズン前に格安店で購入したものだ。当時はジュニア部に入る前で、レースに出ることなど想像もしなかったので質より価格、一番安いもので揃えた。今シーズンはブーツを変え、手袋やゴーグル等小物はジュニアのお下がりを譲ってもらったのだが、板を初めとしてまだまだレース仕様にしていかなければいけないものがたくさんある。
 筆者が一番気にしているのは子ども達の被っているヘルメット。これも一番安いやつを買ったので、内部のクッションが十分ではない。長女に至っては「ハム太郎」のついた完全お子様仕様である。今年大山で行われる西日本大会や四国大会は上部の傾斜のきつい所にコースが設置されると聞く。転倒した時に大怪我をしないとも限らない。実際、1月にあった県大会の直前には練習中の県外の中学生が木に激突し、くも膜下出血で亡くなったそうだ。彼がつけていたヘルメットは砕けていたと言う。背筋に冷たいものが走った。最近、スピードや技術というものに捕らわれすぎて、それ以前に当然理解させておかなければならない安全面やルールの面での話ができていなかった事に胸騒ぎが起きた。
 その時、場内放送が入った。
「ゼッケン100番のお子さんがパトロール室で休んでいます。」
・・・長男の番号だ!
 急いでパトロール室に行って見ると、長男が椅子に座って足を押さえている。「ものすごい勢いでリフト下の網に突っ込んでいきました。ちょっと足を痛めているようです。」どうやら上級生の子と競争をしていてスピードを出しすぎたらしい。負けず嫌いの長男。上級生に先行されて無理にスピードを上げていった事が想像できる。引っかかったのが網で良かった。もしリフトの支柱や木に当たっていたらどんな事態になったことか。いやそれ以上に一般人に衝突していたら相手に大怪我をさせていたかも知れない。それから約1時間半、筆者の説教は続いた。長男の足の状態も心配だったが、まずきちんと反省させなければもっと大きな事故を起こすかもしれない。コーチにも一人ひとり頭を下げさせた。
 練習は午前中で切り上げて、午後から病院へ。右足のひざの部分が腫れており、触ると相当痛そうだ。レントゲンを撮ったが幸い骨には異常がなかった。しかし、靭帯を傷つけているかも知れないので、二日後に再検査をし、その様子を見て治療の方針を立てるとの事。治療には早くて一週間、長ければ三週間ほどかかるらしい。今回の経験は長男には可愛そうだが、早い段階でこういう事があってよかったと思った。彼の性格から言ってこれから上達していけば実力以上の自信を持ち、やがて大変な事故を招くに違いない。痛い思いはしたが、これを貴重な経験と受け止め、もっとスキーに真摯に向かい合っていく姿勢が生まれれば大きなプラスとなるだろう。今は早く怪我を治し、一段と成長した姿を見せてもらいたいと願っている。

13 剣山7

 (期日)2007年1月 (宿泊)日帰り (移動手段)車 
 (剣山HP) http://www.ichiu.jp/ski/index.htm

体験記


↑開会式の様子。

↑いつに無く気合の入った表情の長男

↑長男のスタート。スピードに乗っていた。

↑ポールを回る長男。

↑レース用スーツで颯爽とした姿。

↑こちらは長女。ちょっと遠慮気味に滑る。

↑天気もよく、レースには最高の環境だった。

↑表彰状を受け取る長男。ちょっと照れくさそう。

↑賞品のスキーバッグをもらって喜ぶ。

↑長女はスキー用の帽子をもらった。
 いよいよ今日はササクラ杯剣山スラローム大会の日。長男は怪我のため見学の予定であったのだが、病院の担当医から痛みも腫れも無くなっているので、軽い運動から始めても良いとの診断が出た。せっかく今まで練習してきたので、レースだけの滑走であれば大丈夫だろうと思い、出場を許す。出られないと思っていた長男の顔が一気に緩んだ。
 朝6時家を出発。山を上がっていると途中から雪道になった。前夜に寒波の到来から雪が降ったようだ。これまで12月の上旬以来県内で雪道を見たことがなく、スタッドレスに履き替えた意味がなかったのだが、これでようやく使うことができる。
 ゲレンデに到着すると、こちらも新雪で一面が覆われている。まるでレースのために降ったような見事なタイミングだ。朝の日差しが雪面に反射してキラキラ輝いている。とてもきれいだ。そのうち受付に次々に出場者が集まって来た。県内のジュニアの他にも香川からたくさんの子ども達が参加している。前週のレースのタイムから長男はひょっとしたら入賞するかもしれないと思っていのだが、これで勝負が厳しくなった。
 受付場所に行くと参加賞をくれた。ホルメンコールの滑走用ワックス。これだけで1500円位するものだ。参加料1000円で1500円のワックス。既に元は取った。
 開会式の後、いよいよレースのスタート。コースは初級のタートルコースの上部にポールを立て、各二回の滑走で早い方のタイムを採用する。傾斜が緩やかなのでいかに体重を乗せていくかが勝負である。まずはジュニアの低学年からスタート。男子は全部で5名の参加だ。長男は勢いよくダッシュした。前週のレースではターンのタイミングが遅く、ポールの外側に膨らんで時間をロスしていたが、今回はポールとポールの中間位からターンを始めることができている。前週二日続けて剣山に上り、レッスンを受けた成果が現れたようだ。筆者の立っていた位置からはコース途中までしか見えなかったが、スピードに乗っていい感じで滑っていた。
 続いて高学年女子。この部門は出場者も多く有望な選手が目白押しだ。長女がスタートする。ターンのタイミングが少々遅れ気味。こちらは前週サボったつけが来たかも知れない。そしていよいよ中学生以上の部。筆者の出番だ。子ども達が滑っている間、素手でカメラを握っていたため右半身が動きにくくなっているのに気づき、慌てて運動をして体を温める。そしてスタート。中々板が前に進まない。ポールに慣れていないので引っかけて転ぶのを恐れる気持ちがあるのだろう。十分に体重をかける事ができずもがいているのが自分でもわかった。最後の傾斜の変わる所では大きく板がずれ、時間をロスしてしまう。ポールを外しそうになりながら何とかゴール。二本目は少しでも空気抵抗を減らそうと上のジャケットを脱ぎ滑ったが、一本目と同じ所でミスをする。
 全員二度の滑走が終わり、ロッジに引き上げ、結果発表を待った。今回も子どもとタイムで競い、負ければコイン100枚の約束をしている。その時、記録係をしていた妻が「ご愁傷様」と言いながら嬉しそうに近づいてきた。夫が中学生以上の部で下位(9名中6位)にランクされたのが、嬉しくてたまらないようだ。記録は30秒22。上位の参加者と比べてみると数秒の差があった。あの短い距離でこれだけの差ができるのだから、腕山のレースではどれだけ離される事か・・・恥をかく事を覚悟しなければならない。妻の喜ぶ顔が目に浮かぶようだ。
 もっと言えば今回のタイムでは高学年のジュニアの半数位にも負けていた。一方、子ども達のタイムは・・・長男31秒83長女32秒02。何とか僅差で我が子には勝つ事ができ父親の名目は保ったが、もはや前週のように「これからは父を見習え」等の言葉が出てくる数字ではなかった。長女が前週の滑りをしたら抜かれていたかも知れない。危なかった。
 長男は長女に勝った上、低学年男子の部で3位に入り賞状とスキーバッグをもらい機嫌が良い。今回は父親に負けた事も素直に認めたようだ。しかし、1位になった香川の選手がスタート前にワックスを塗っていたのが気になったようで、「何か塗っていた」と繰り返していた。スタートする前に特別のワックスを塗ると滑りが良くなるのだと教えてやったら、「わしにも塗ってくれ」と言う。
「あのワックスは1本1万円以上する物でお前にはまだもったいない。」
「それに、1位の選手は28秒。ワックスだけで追い抜ける数字ではない。」

と説明したのだが、ワックスのせいで負けたと言い張る長男。
 そこで、今回の入賞のお祝いに小遣いを叩いてスタートワックスを勝ってやる事に決めた。次の腕山レースでは1本丸ごとべたべたに塗ってあげよう。しかし、これで負けたら次はどんな言い訳をするのだろうか?レースの日が待ち遠しくなってきた。

Congratulations!

長男初の入賞!
小学生低学年の部第3位

sanodesu(否本人)家族対決2007
第2戦「剣山スラローム大会1/27」

パパ
VS 長女
長男
2勝0敗
30'22"
  0勝2敗
32'02"
0勝2敗
31'83"

VS
 
1勝1敗 1勝1敗