2006〜2007シーズン

2006〜2007 SEASON 

15 大山2/1日目

(期日)2006年2月 (宿泊)朝霧山荘 (移動手段)自家用車
 (大山HP)http://www.daisen.jp/ski/
 (朝霧山荘HP)http://www.gaina.net/asagiri/

大山スキー場データ


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コースの豊富さ 大山国際・上の原・中の原・豪円山と四つのゲレンデが横につながっている。12コース、最長滑走距離1.6kmは少々物足りないが、林間コースやコブ斜面、ダイナミックで広大なバーンとバラエティ豊かなゲレンデ構成のため飽きない。幅も100mクラスのゲレンデが多く、快適に滑る事ができる。
積雪量 12月中は全面オープンになる事は難しいが、日本海に近いためトップシーズンの積雪量はハチ北を上回る。
雪質 ハチ北よりやや気温が高いため、ゆきは少々重め。もちろん四国の雪よりははるかにいい。
混雑度 一番奥の大山国際はアクセスに時間がかかるが、休日でもリフト待ちは少なく、伸び伸びと滑る事ができる。広島近辺には新しいスキー場がオープンしたため、九州等の客がそちらに吸収されているようだ。
雰囲気 樹木がたくさん残されていて森の中を滑るような雰囲気がある。頂上からの眺めも素晴らしい。ただリフトはペアリフトが中心で移動が遅いため、冷え込んだ日などは体が冷たくなる。唯一センター4というクワッドリフトがあるが、乗り場は少々混雑する。レストランのメニューはもう少し努力が必要。
アフタースキー B 旅館街には特に目ぼしい施設はないようだが、周辺に温泉や観光地があり、自家用車で来た場合は足を伸ばしてみるのもいい。
旅費 高速料金が徳島発で計算して1万5千円程度。ガソリン代を含めて2万円強となると少人数で来るのであればバスツアーが得である。
アクセスの良さ 徳島から高松自動車道を経て瀬戸大橋を渡り中国自動車道等に乗る。高速でスキー場近くまで来る事ができるし、高速を降りてからの一般道も渋滞していない。3時間から3時間半の行程はハチ北とほぼ同じかやや遠め。
総合評価 自家用車で来るには遠いと言うほどではない距離。自然のたくさん残されたゲレンデと豊富なコースレイアウトは長年人気を維持してきた理由だろう。ただリフトの遅さと複数のゲレンデの連絡の悪さは今後改革を望まれる点である。

体験記その1(1日目)


↑ポールバーンに入れてもらう。

↑長女も続いてチャレンジ

↑お昼。カツカレーは凄いボリューム

↑食後のアイスは格別の味

↑人工降雪ゲレンデは土だらけだ

↑最上部のコブ斜面に果敢に挑戦

↑長女はスピードに乗って滑っている

↑今回、長女もヘルメットを新調
チンガード付きで頭部をガード

↑朝霧山荘の夕食。最高だった!

 3月に大山でスキーの四国大会が行われる。この大会は小学生から一般人まで参加するレースなので、コースの傾斜がきついようだ。レースに使う大山のチャンピオンコースは中上級コースで最大斜度が27度ある。ここにポールを立てて滑るのだが、長女はともかく技術の未熟な長男はコースを外して怪我をしないか心配だ。一度下見を兼ねて練習させて置かなければならないと思っていたのだが、この週に予定されていたジュニア部の大山合宿が延期になったので、筆者家族だけで訪れる事になった。

 朝5時起床。ウェアの防水処理をし、荷物を積んでいると6時前になったのであわてて子ども達を起こす。この日地元徳島は天気が良かったのだが、大山は雨の予報。わざわざ天気の悪い所へ出かけて滑るのもどうかと思うが、今回の目的はコースの下見なので、大山で滑らなければ意味が無い。明石大橋をわたり、倉敷から岡山、そして鳥取に入る頃には大粒の雨が落ちてきた。本来ならば雪になるはずの時期だが、この日の気温は6度。しかも中国地方は数日前からずっと雨が降り続いていたので、ゲレンデの状態が心配だ。反面、昨年通った時は真っ白だった道路も積雪は全くなく、わずか3時間でスキー場まで到着する事ができた。

 まず、本日の宿泊施設「朝霧山荘」に荷物を預けに行く。連盟の方が合宿のために確保してくれていた部屋を残してくださったので、宿泊料も合宿料金が適用され安く泊まる事ができた。宿舎で少し休憩した後、ゲレンデへ向かう。昨年2月に来た時は宿舎前からスキー場までずっと雪道だったが、今年は全く雪が無い。ゲレンデは大丈夫なのか?登行リフトを降りてすぐ前の豪円山ゲレンデに出る。案の定あちこち土が顔を出しており、雪もほとんどシャーベット状態だ。下部の方には水溜りさえできている。出発前日にシーズン途中の大規模メンテという事でベースと滑走用ワックスをかけ直し、エッジも研いでいたのだが、このような雪の中で滑ったら板も最悪の状態になるのではないかと心配をした。豪円山ゲレンデは傾斜が緩く一本滑っただけで飽きたので、もう一つ奥の中の原スキー場に移動する。

 ところが、ここが大山の欠点だが、一つひとつのスキー場が連結しておらず、板を担いでしばらく歩かなければならない羽目になった。この日一日が終わったあと、いつもより足腰の疲れを感じたが、雪が重かった事以上に度重なる横への移動が原因ではないかと思う。中の原スキー場は上中初級コースとそろったいいゲレンデだと思うが、上の方まで来ると靄がかかり、前方が見えにくい。そしてここでもゲレンデの一部では雪が溶けて土が露出している。今シーズン最悪の環境だなと思いつつ、このゲレンデを数本滑る。そしてさらに奥の上の原スキー場へ移動。ここの下部にはポールバーンがあり、どこかのジュニアのクラブが練習していた。近づいて見ていると「一緒に滑ってもいいですよ」と声をかけてくださったので、数回ポールの練習をした。

 そのうちに降り続く雨がウェアに染み込んで来たので、早めの昼食をとることにする。ゲレンデの余りのひどい状態にもう今日は午前中でやめようかとも思ったが、昼食を食べて外に出るとようやく雨も止んで、時折日差しも差し込んでいる。気を取り直して、本来の目的である国際スキー場へ移動した。土だらけの人工増設ゲレンデを抜けて、トップまで続くセンター4リフトに乗る。そしてここから最大斜度27度のパラダイスコースへ。出だしが大きなコブ斜面になっており、間隔も狭い。そしてこの辺りが27度の斜面と思われるので、真下に落ち込むような光景だ。子ども達は最初怖がって「絶対滑るのは無理」と言っていたが、筆者が横滑りで数m進むと後から付いてきた。「それっ!ターン」と掛け声をかけてやると、上手く板を回して降りてきている。地元腕山では好んでコブ斜面に入る二人。腰が完全に引けている筆者より上手に滑る事ができているかもしれない。

 何とかコブ斜面を通り過ぎると、広い一枚バーンが待っていた。こちらは中級程度の斜面なので、練習にはもってこいだ。大山のコースは短いという印象を持っていたが、このパラダイスコースは1000mほどの距離があり、中々滑り応えがある。そして、レースコースのチャンピオンコースへ。こちらも上のほうは大きなコブになっていたが、パラダイスコースをクリアしたので、何とか降りる事ができた。チャンピオンコースで滑ってみると思ったほど急傾斜なコースではなく、これなら大会に出ても大丈夫だろうとの感触をつかみ、この日の練習は終了した。一番奥の国際ゲレンデから宿舎街までの長距離の横の移動は大変だったが、子供たちも今回の練習で不安を取り除いた充実感があったのだろう。文句も言わず長い距離を付いてきた。

 朝霧山荘に戻り風呂に入って夕食だ。今晩のメニューは牛肉の陶板焼きに鳥のから揚げ、サラダ、大山そば、蛸とキュウリの和え物、汁、ご飯・・・スキー場にしては料理の種類も多く味付けも抜群だ。ここの旅館は建物自体は古くて部屋も小さいが、食事とサービスは一級品だ。食後はチューニングルームでワクシングをする。一日中泥だらけの雪の中で滑ったので、ワクシングペーパーが真っ黒になった。汚れを残しておくと滑走性が下がるので、今回のような場合はマメにワックスをかけなければいけない。部屋に戻り、疲れていたので夜9時には電気を消した。