2005〜2006シーズン

2005〜2006 SEASON

7 栂池高原

 (期日)2006年1月 (宿泊)ロッジ幸(1泊4日車中2泊) (移動手段)バス 
 (栂池高原HP) http://www.tsugaike.gr.jp/
(ロッジ幸HP) http://www.rodge-yuki.com/

スキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ  栂池高原といえば、幅1km・長さ1kmの初級者コースとしては日本最大の「鐘の鳴る丘ゲレンデ」が有名。広大な一枚バーンでどこまでも続くゲレンデは快適に飛ばす事ができる。更に上部にはやや傾斜の増した「鐘の鳴る丘第二ゲレンデ」があり、初級コースの充実度は申し分がない。中級者はゴンドラやリフトを使って最長滑走距離が3kmを超える「ハンの木コース」へ。斜度の変化に富み、一部コブもできている。またコース端の方は深雪状態になっている。上級者には連続したコブ斜面と深雪の味わえる「馬の背コース」や最大斜度35度の「チャンピオンゲレンデ」が用意されている。初心者・初級者のイメージが強い栂池だが、どのコースもゲレンデ幅が広く、実際のコース数以上の規模と受容力がある。
積雪量 AA  白馬地区ではコルチナに次いで奥になるので、当然積雪量は多い。この地区だけでなく多分日本全体で見ても指折りの積雪量。筆者が訪れたときは何と4mにも達していた。
雪質  こちらも奥地にあるため、申し分がない。トップからベースまで雪質の変化が少なく、快適。特に最上部の栂の森ゲレンデでは一弾と軽い雪に出会える。
混雑度  鐘の鳴る丘ゲレンデはそのあまりの広さのためにいくらスキーヤーが押しかけても混雑を感じない。ハンの木コースは中級者以上が集まるため混んでいるが、幅が100mほどあるので、コースを選択すれば大丈夫。
雰囲気  全体的に広々とした感じが気分を爽快にさせてくれるゲレンデだ。初級コースが充実しているため女性や家族連れに人気が高く明るい雰囲気がある。
アフタースキー  ゲレンデ周囲に宿泊所とレストランや土産物・カラオケ店などがある。かつてスキーブームの時代にはディスコ等若者のニーズに合わせたたくさんの施設が揃い日本有数の大娯楽ゾーンだったようだ(ナンパのメッカとしても有名だった)。が今は街自体が廃れ、小さな娯楽施設しか見当たらなかった。
旅費  地元徳島発のバスツアーで2万円台の旅費。宿泊所のグレードにもよるが、信州に比べると近いので旅費は割安。
アクセスの良さ  徳島からバスで8時間程度。岐阜よりは少し時間がかかるが、旅行後疲れが尾を引く様な事はない。
総合評価  白馬地区では八方尾根に次ぐ人気を誇る栂池高原。タウンに以前ほどの勢いはないが、ゲレンデの広さは健在。また、ほとんどのリフトがクワッドで効率的な移動ができるのも魅力。ただ気になったのは、リフトの設備が老朽化し、今回訪れた間だけでもゴンドラ・リフトが3回もストップしていた。


体験記(1・2日目)


↑今回はパパと長男の旅です。
バスの中でくつろぐ長男。

↑長野の雪景色・・・さすがに多い
ゲレンデ付近では人の背丈の二倍はあった。

↑ロッジ幸の部屋。
テレビは有料。布団のシーツが一枚
しかない等不満は残るが、安いので
仕方がないだろう。
 2005-06シーズンは記録的な寒波が何度も訪れ、全国各地に大雪による被害をもたらした。暖冬であった昨年は年末までほとんど雪がなく、どこのスキー場も寒波の到来を祈っていたのだが、今年は12月上旬から繰り返し寒波が到来。そのお陰でゲレンデには多すぎるほどの雪が積もっていた。毎年積雪量の多い栂池高原は約4mの積雪。しかも、出発直前に再び-40℃の寒波が来て全国各地で交通渋滞や雪崩等の被害が起こる中多くの不安を抱えての出発となった。
 夜11時半の出発予定なのだが、時間になってもバスが来ない。旅行会社に電話を入れたところ、雪のため高速道路が通行止めになっているので到着が遅れるとの事。結局1時間遅れでようやくバスが到着。南国徳島でもこんな様子だから、豪雪地帯の長野ではもう車も動かないのではないかと心配した。
 淡路から高速に入りだんだん現地に近づいていったが、それほど雪の多さは感じない。完璧に除雪が行われスムーズに車が動いていた。しかし、高速を降り、山道に入ると窓に目をやるたびに雪の量が増えて行き、遂には人の背の何倍もの雪の壁が現れた。しかも雪が降り続き止む気配がない。バス停留所から宿泊所まで距離があったため(しかも上り坂)雪にまみれながらの移動は大変体力を消耗した。今年から子供用の道具を揃えたため運ぶ荷物は全部で5個。しかし、長男がしっかりと自分の荷物を運んでくれたため、何とか宿舎に到着することができた。
 今回の宿泊所は「ロッジ幸」。ツアーの予約が遅くなったので人気の高い栂池高原は宿が満杯だったのだが、このロッジだけ一部屋空いていた。値段もパンフレットに載っている宿泊所の中で一番安い。さらにインターネットで調べてみると、このロッジに対する不評が次々と現れた。「従業員が愛想がない」「布団が湿っている」・・・等。どんなに凄い所だろうと想像していたのだが、実際はゲレンデにも近いし、食事も風呂も部屋もそれほどひどくはなかった。豪雪で崩壊寸前のあばら家を想像して訪れたので、普通が高級に見えた。また栂池に来るときはこのロッジに泊まってしまうかもしれない。ただ、長男の感想は「勘弁して・・・」。

↑ゲレンデに出て一言
「今日は一億回滑ります」

↑まずはカネナルゲレンデで
足慣らし。フォームも良くなってきた

↑栂池の象徴「とんがり帽子の塔」

上部に行くと時々強い風が吹きます。・・・寒そう!



 着替えをしてゲレンデへ出ると、まだ雪が降っている。しかし、見通しが良かったので何とか滑れそうだと思い、二日券を購入した。まずは名物の「鐘の鳴る丘ゲレンデ」へ。幅1kmの広大な緩斜面は恐らく日本一。後から後から雪が積もっていくので滑るたびに雪がキュッキュッと音を立て、すこぶる快適である。このゲレンデの中央部にあるのが、栂池の象徴「とんがり帽子の塔」。中に大きな鐘が仕掛けられており、長男はロープを持って鐘を鳴らそうとした。しかし、あまりにも大きい鐘なので振っても中々音が出なかった。筆者に手伝ってもらってようやくゲレンデに響き渡る大きな音を出す事ができた。
 緩斜面のカネナルゲレンデで数本滑り、更に上部の第二カネナルゲレンデで滑っていたが、お昼が来たのでゲレンデ内のレストラン「グリル栂池」へ。値段の割には味がイマイチ。今回二度ゲレンデ内のレストランで食事をしたが、どちらももう一つだった。地元の腕山の食堂の方がメニューの豊富さからも味も一枚上手である。昼からはゴンドラで一気に頂上へ。それにしても非常に時間のかかるゴンドラである。乗るまでにも行列ができていたが、乗ってからも上までに10分以上かかった。速度が遅いのか何かわからないけれども随分ゆっくりしていた。
 最上部に来るとさすがに雪が一弾と軽い。ここからゴールデンウィークまで滑る事のできる「栂の森ゲレンデ」に出る。上の方はより多く深雪部分が残っていたので、それを楽しむ。雪の軽さを楽しんだ後、ハンの木ゲレンデへ。ここは中斜面が延々と続く人気コース。かなりたくさんの客がいたが、リフトはクワッドなので待ち時間が少なく、ゲレンデも幅200mほどあるのでそれほどストレスは感じなかった。特にハンの木第3クワッドは全長1600mと長く、これ一本で効率的にコースを回ることができる。

↑名物「鐘の鳴る丘ゲレンデ」
ベースは横幅1kmに達する緩斜面

↑降ったばかりの軽い雪質に
大喜びの長男

↑子供では鳴らすのが難しい

おやつのケーキを食べる長男。
休憩してやっと体が温まった。




↑夕方には晴れてきて見通しも
良くなった。雲海の中に山の陰が
見える。
この日は4時半まで滑った。
 最終の4時半まで滑り、ホテルに戻って夕食をとった後、長男がゲームセンターに行きたいというので「繁華街」に出てみた。しかし、かつて若者で溢れかえっていたメインストリートは寂れていた。ゲームセンターはおろか、あまり開いている店もない。気温の-10度以下に下がり風も強くなってきたので、風をひいては大変と喫茶店で温かいココアを飲み、ホテルに戻った。


↑喫茶店でココアを飲む長男


↑夕食はこの手のホテルの定番。
スキヤキ。

体験記3・4日目に続く