2005〜2006シーズン

2005〜2006 SEASON 

(1) 狭山

 (期日)2005年10月 (宿泊)日帰 (移動手段)JAL+電車 
 (狭山スキー場HP) http://www.seibu-group.co.jp/rec/sayama/

狭山スキー場データ


|
場の魅力
コースの豊富さ ザウス無き後、日本最大の屋内スキー場となった狭山スキー場。最大滑走距離の320mは他の屋内スキー場と比較しても別格の長さである。ゲレンデの下部に左右二本のリフトが架かっているので、幅30mのコースを左右にライン取りできる。しかし、コースの後半は平面に近い斜度なので、実際よりも距離は短く感じる。所々に軽いアンジュレーションがあり、変化を作り出しているがさすがに一日ここで遊ぶのは厳しい。
積雪量 厳密に言えば、狭山スキー場は室内スキー場ではない。ゲレンデが完全には密閉しておらず、左右の壁は外側に筒抜けになっている(外の暖かい空気が入らないように、ビニールで覆ってはいる)。よってスキー場が営業するのは、気温の下がる10月下旬から4月上旬まで。人工雪なので雪の心配は無い。
雪質 かつてザウスの自然雪に近い雪質に驚いた事があるが、こちらは氷を細かく砕いたタイプの人工雪。室温も外気温に左右されるため、雪質は一定しない。また溶けないように硝アンを混ぜていると思われるため、バーンは非常に硬い。イメージとしては氷の上を滑っているような感触。
混雑度 最近のスキー人気の低下と平日だった事もあって、リフト待ちは2・3分とこの時期他のスキー場がオープンしていない事を考えると比較的空いていた。
雰囲気 施設全体が薄暗くて、スキーの魅力の一つである開放感が味わえない事は減点材料である。左右に外の景色が見える分、少し気が晴れるが、スキーをしているという爽快感には欠ける。練習場と割り切って来れば、この雰囲気も楽しめると思うのだが・・・。
アフタースキー 東京近郊のためアフタースキーには困らない。隣接して西武ドーム、西武遊園地などもある。
旅費 航空会社のセットプランを使えば5万円位で来ることができるが、何日も続けて滑るような施設ではないので、他の観光場所と組み合わせてくれば割安か?
アクセスの良さ A 東京まで飛行機で1時間。池袋から西武池袋線で電車で半時間ほど。計2時間ちょっとで徳島から来れる場所である。単独で来る場所ではないが、東京観光と組み合わせて半日楽しむくらいの気持ちで丁度いいだろう。
総合評価 ザウスと比較すると、大きく見劣りのする施設であるが、全長320mの滑走距離はここでしか実現できないとすれば、それなりの存在価値はあるのだろう。手ぶらでやってきて、全てレンタルでスキーができるというのもいい。利用料金もそんなに高くない。コース自体にもう少し変化や工夫があれば、また来ようという気になるかもしれない。


体験記


↑狭山スキー場外観。

幅30m、長さ320mのゲレンデ

↑リフトの横からは外の景色が。
 2006シーズン、初スキーは昨年と同じ人工スキー場で迎えた。場所は埼玉県の狭山スキー場。たまたま東京への出張が入ったのだが、空いた時間に10月中旬にオープンしたばかりのこの場所へ足を伸ばした。山手線で池袋まで行き、西武線に乗り換えて所沢経由の西武球場前まで約半時間。駅前を降りると、まず西武球場が目に入るが、そのすぐ横に隣接して立つのが狭山スキー場である。入口でメンバー登録すると、一日券と道具のレンタルまでついて6500円。破格の価格である。自分で持っていくのは靴下、帽子、ゴーグル、アンダーウェアのみで、行った服のまま滑るのであれば、全くの手ぶらでいく事もできる。

 ウェアに着替えた後、ゲレンデに出てみた。平日の昼過ぎといえば、さすがに空いている。リフト待ちはわずか1分。リフトに乗ってみて驚いた。ガイドブックには狭山スキー場を「人工スキー場」と書いてあったが、ゲレンデ規模から室内スキー場とばかり思い込んでいた。ところが、リフトは乗るとすぐにゲレンデから外に出て、まるで駅の中を通っていくような様子である。紅葉している公園の景色をリフトから眺めるのは不思議な気分だった。よく見るとスキー場の側面はビニールで覆ってあるだけなので、基本的にこのスキー場は屋外なのである。天井に大きな屋根をつける事によって、日が当たり、雪が溶ける事を防いでいるのだ。

 全体の構造はザウスとよく似ており、途中で斜度が変化する。後半はほとんど平地に近いくらいの緩やかな斜度なので、実際に楽しめるのは前半のみ。昨年のアクロス重信と比べると、はるかに規模が大きいが、やはり自然のスキー場とは雰囲気から行っても雲泥の差がある。しかし、この時期に気軽に練習するにはもってこいの場所である。このような施設が、都心からわずか半時間の所にあり、いつでも電車で訪れる事ができるのは非常に恵まれた環境だと思った。さすがにこの時期、スキー場を訪れている人達は皆上手い。フォームの観察などをして、勉強になった。また東京に来る時、時期が合えば来てみたい。

 
ザウスを連想させる施設だが、
その差は歴然としている(左:狭山、右:ザウス)