2005〜2006シーズン

2005〜2006 SEASON

9 ハチ高原/ハチ北 


体験記(2日目)

 筆者は夜はすぐに眠くなってしまうのだが、朝は非常に強い。普段でも目覚ましをかけないでも6時には目が覚めるし、調子のいい時には5時・4時から活動を始める。特に旅行中は気分が高揚していることもあって普段より1時間ほど早く目が覚め、時間を持て余すのだが、この日は前日長い距離を運転してきたのとスキーの疲れからか、目が覚めたのは6時。急いで家族のスキーウェアの防水加工をし、出かけられる準備をして6時半には家族を起こす。
 朝食後、妻の熱を測ってみると37度8分ある。仕方なく今日もホテルで待機することになった。「私は一体何のために来たん?」ホントに二日ともホテルにいる位なら家で寝ていた方がよっぱど快適だったに違いない。そんな母を可愛そうに思ったのか、長男も朝はホテルで休むと言う。素晴らしい親子愛を横目で見ながら、筆者と長女はゲレンデに出ることにした。
(ハチ高原写真集)

↑見よ!この空の色を!
朝一なので誰も滑っていないゲレンデを滑るのは最高だ!

↑新雪を楽しむ長女。
足元の雪煙に注目!

↑素晴らしい環境に思わずニッコリ。
 外に出ると、太陽が眩しい。昨日は曇りがちな天気だったが、今日は雲ひとつない。突き抜けるような空の色に加えて、昨晩から降り積もった新雪が極上のゲレンデを作り出していた。気温が低かったために雪も非常に軽く、上を滑ると空中に浮いているようである。文句なく今シーズン最高の雪だ。ハチ高原の上部のゲレンデは圧雪せずにそのまま新雪を残してある。北海道で何度か新雪の経験がある長女は大きなシュプールを描いてゲレンデを滑っていた。ターンをする度に大きな雪煙が上がる。雪が細かいので足に抵抗はなく、心地よい感触だけが残っていった。

降り積もった雪の上にシュプールが描かれていく・・・

★ ★ ★

(ハチ北写真集)

↑ジャンプにも力が入る

↑湯が良い事も手伝って快調快調

↑調子に乗って新雪で一回転。
長女はパパが死んだと思ったらしい

↑頂上に上るともの凄い風

↑昼からは長男も参加。しかし、暴風雪のためご覧の様な目に。
 ハチ高原がこの状態ならハチ北のほうはもっといい雪ではないかと期待し、ハチ北ゲレンデへ移動をした。しかし、雪質に大きな差はなかった。よく考えてみれば北側斜面は降った時の状態が長い事持続するだけで、降った直後の雪は同じ雪質のはずだ。

 この日スカイロードからパノラマゲレンデに移動するルートがつながり、これまで閉鎖中だったパノラマ上部も整備されていた。主に中央ゲレンデで1時間ほど滑る。途中、野間ゲレンデの方に新雪部分がたくさん残っていたので、移動をする。林間の新雪にわざと乗り上げて感触を楽しんでいたのだが、一度細い道を速いスピードで降りた時、コースを踏み外し林の中に突っ込んだ。バランスを崩したときにエッジを効かせて止まろうとしたのだが、新雪の上では効果なし。前に一回転して木を何本かなぎ倒しながら何とか止まった。あまりの勢いに横で見ていた長女は筆者が死んだと思ったと言う。実際、倒れた場所に枝でも出ていたら串刺しになったかもしれないし、林の中が細い木ばかりだったからいいようなものの、もし大木に衝突していたら重大事故になっていた。これからは新雪でスピードを出すのはやめようと思った。
 昼前になったので妻と連絡を取りハチ高原に帰る。ゲレンデを結ぶ頂上まで登ってみるともの凄い風が吹いている。長女は飛ばされそうだ。空も朝はあんなに晴れていたのに、どんよりと曇ってきた。
 昼からは長男も加わり再びハチ高原のコースに出たのだが、この頃には暴風雪の状態になっていた。視界も十分確保できない中滑っていたのだが、体も冷えてきたので2時前には切り上げて帰る事にした。駐車場に停めてあった車には20cmほどの雪が積もっている。どんどん天候が悪化してきているようなので、無事帰る事ができるのか心配だったが、途中少し渋滞したものの迂回ルートを使って移動し、夜には家に着いた。


澄み切った青空、ゲレンデ全体に敷き詰められた純白の粉雪、太陽の中で美しく輝く樹氷・・・その美しさはこの世の奇跡だ

2006ハチ北ツアーおしまい