2005〜2006シーズン

2005〜2006 SEASON

9 ハチ高原2/ハチ北9

 (期日)2006年1月 (宿泊)白樺館(1泊2日) (移動手段)車
 (ハチ北・ハチ高原HP) http://www.hachi-hachikita.co.jp/

ハチ高原/ハチ北スキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ  北海道・信州に比べると最長滑走距離・コース幅ともに物足りないが、ハチ北・ハチ高原を合わせたゲレンデの規模は近畿圏では抜き出ている。特に北壁の800mに及ぶ急斜面のコブは他では味わえない。ハチ北のコース内には初級者用と上級者用の二種類のモーグル練習バーンが設けられ、ハチ高原にはハーフパイプや各種のキッカー等が設けられ、ゲレンデ規模以上の楽しみ方ができる。
積雪量 B  この地域では多いほうだが、12月や3月ではブッシュの出ているところもある。
雪質 B  上部の雪質はかなり良いが、中央ゲレンデから下部は2月以外は信州と大きな差が出てくる。
混雑度  リフトは近年輸送能力の高いクワッドが増設されたため待ち時間が短くなった反面、ゲレンデの混雑度は上昇した。特に休日は人間の間を掻い潜って滑るような状態になる。近年はブームの頃に比べると若干混雑が解消したようだが、トップシーズンには混む。また、ハチ高原側はスキー学校で大量の学生が訪れる事があるので注意が必要。
雰囲気  レストランは数年前まで古い・汚いものしかなかったが、最近中央クワッドを上がった所にクリスタKAZAOというおしゃれな店が登場した。メニュー・雰囲気ともGOOD。
アフタースキー  民宿街は相変わらず泊って寝るだけの環境。
旅費 A  車に定員一杯詰め込めば、移動経費は一人5000円あれば十分。
アクセスの良さ A  以前は徳島市から約4時間かかっていたが、明石大橋と高速の延長で3時間で到着が可能になった。帰りの混雑は相変わらずだが以前よりは解消されている。
総合評価  コースの豊富さや雪質は(徳島からの)近場では最高。しかし、人が多いのが難点。


体験記(1日目)

 ハチ北は徳島から約3時間で行ける手頃なスキー場。独身時代にはよく職場の仲間と滑りに行っていたのだが、最近は3年前に御本尊様と行って以来ご無沙汰していた。ハチ北と言えばどうも混んでいるイメージと明石大橋の高速料金がネックになって、選択肢から外していた。しかし、今シーズン年末の北海道家族スキーがキャンセルになった事から、1月のトップシーズンに県外へマイカーで行ってみたいと考えるようになった。関西方面には他にもたくさんのスキー場があるのだが、道を知っている事とゲレンデの規模からハチ高原に決定。
 出発前日。筆者のいつもの悪い癖が出る。どこかに行こうとすると興奮して眠れなかったり、真夜中に目が覚めたりするのだ。やっとうとうとし始めたところで、ふと時計に目をやるともう起床時間の4時になっている。慌てて布団から出て着替えをし、腕時計を見直すと時間はまだ3時を指していた。・・・いや、決して枕もとの時計が遅れていたのではない。「早く行きたい」という思いが錯覚を見させたのである。もうこれはほとんど危ない状態である。
 子供たちも順次起き出し、午前4時半に家を出発する。ハチ北までは3時間と計算していたのだが、播但に入ってから一車線のためノロノロ車に牽引されて随分時間がかかってしまう。高速を降りてからスキー場までも渋滞にかかった。次回行くときは遅くとも4時までには出たい。

↑徳島から4時間の行程。妻は風邪気味だったが、折角の機会なので付いて行く事に・・・。

↑到着後、ホテル知覚のレストランで簡単な朝食を食べる。美味しい物を食べると長女の顔はご覧の通り。
 スキー場サイドの宿舎を取っていたので、上まで車で上がる。今回宿泊するのはホテル白樺館。実はこのホテルは8年前に御本尊様・Jさんと共に泊まった事のある場所だ。当時の記憶は今ではもうほとんどないが、何となくホテル前の様子やロビーの造りがうっすらと記憶に残っている。到着後荷物を預かってくれるのだが、荷物置き場のロビーや更衣室、ロッカールームも広々としていて使いやすい。さて、着替えをしてゲレンデに出ようとすると、妻と子供達の腰が重い。妻は前々日から風邪気味で喉が痛いので、この日は様子を見てホテルで待機し、翌日に滑るようにするという。子供達も早起きと4時間の行程で疲れたようで、1時間ほど休憩を取りたいと言う。筆者も睡眠時間無しで運転してきているのだが、滑る意欲は家族で一番。早速ゲレンデに乗り出した。
 1時間だけと言う約束だったので、ホテル前のハチ高原のゲレンデを滑った。白樺館にもスキー学校の中・高校生がたくさん来ており、リフトが結構混んでいた。メインコースのハチ中央ゲレンデは最長滑走距離800m。下部はほぼフラットで上部は最大24度の斜面もある。平均斜度はわずか8度であるが、下部を除くと幅の広い快適な初中級コースである。雪質もいい。出発直前に気温がぐんと下がったので、新雪が降っているようだ。軽い。年始の栂池の雪より軽いんじゃないかと思った。ただこのゲレンデ、中級者以上には少し物足りない傾斜である。また。リフトはクワッドが一本だけしかないので、滑走距離が短い割りに一回一回リフトに時間がかかる。しばらく滑って次はハチ北方面に動きたいと思い、子供を連れにホテルまで戻った。 

↑いよいよ子供達もゲレンデに。

↑ハチ北頂上からの素晴らしい眺め

↑中央ゲレンデを仲良く並走
  ハチ高原とハチ北をつなぐ登行リフトは断崖の様な急斜面を登っていく。リフトに乗ったまま反対側のハチ高原を振り返ると落ち込むような光景だ。子供たちに「振り向いてごらん」と言って景色を見せてやるとキャーキャー言って騒いでいた。特に長女は怖がりなので体を硬くしていた。可愛そうな事をした。
 リフトを降りてハチ北ゲレンデの頂上に着いた。天気予報では一日中雪の予報が出ていたのだが、朝のうちは晴れ間も見え、頂上からは遠方まで景色が見渡せた。頂上からは関西屈指のコブ急斜面「北壁」と1500mのスカイロードコースがあるのだが、「北壁」は大雪のため雪崩の危険性ありで閉鎖されていた。スカイロードコースはコース幅こそ広くないものの適度な斜面の変化があり、繰り返し楽しめる。雪質はハチ高原側より更に良く、新雪部分も多かった。

↑ゲレンデの途中にある大きな木の側で

↑ハチ高原側で軽く足慣らし。

↑スカイロードコースの急斜面に挑む

↑ああ疲れた。思う存分滑って雪の中に寝転ぶ二人。




窯焼きピザが気に入ったようだ

↑ホテルの部屋。畳12畳にコタツがついている。豪華とまでは行かないが広くて落ち着ける部屋である。

↑くすぐりっこをして笑いに耐える長男

↑こちらは長女。

↑力こぶコンテスト。訳のわからない事をして時間をつぶした。

↑発熱ダウンの妻も参加。
 時間もお昼が過ぎたので、妻と連絡を取り再びハチ高原に戻って麓のレストランで食事にする。「カフェテリアシーズ」はメニューも豊富で、中でもここの売りなのが、クヌギの薪を使って焼く窯焼きピザ。ピザの表面がパリパリしていて本格的な一品であった。昼からは再び筆者のみでハチ北へ。中央ゲレンデと野間ゲレンデにはクワッドが架かっているのでここを中心に滑る。
 しばらくしてこれまで閉鎖されていたアルペンコースがオープンしたため、こちらに足を伸ばす。最大斜度26度のそそり立つようなコブがあったが、なるべく平坦なコースを選び何とか下までたどり着いた。もう一度滑ろうとペアリフトに乗ったところで思いもかけないアナウンスが・・・。
 「ハチ高原からお越しの方は間もなく北壁トリプルリフトが営業終了となりますのでお急ぎ下さい。」腕時計を見ると3時20分を指している。3時半の終了まで後10分しかない。ハチ北とハチ高原は頂上部で連結しているのだが、頂上まで行くには北壁トリプルに乗るしかない。現在乗っているリフトを降りた後すぐラビットコース約400mを滑り降りれば北壁トリプルの乗り口まで出られるのだが、リフトの動きが遅く中々前に進まない。万が一リフトに間に合わなければ、もう頂上へ上る手段は無くなるので、一度ハチ北から下山してタクシーか何かでハチ高原まで戻るしかない。しかし、両スキー場は山を挟んで反対斜面なので、向こうに辿りつくのは夜になるだろう。そもそもタクシーなんて通っているんだろうか?
 色々悪い事態を想定しながら「早く進め!」と念じたのだが、一向に前には進まず、ようやくリフトを降りた頃には時計は3時半近くになっていた。「間に合わない!」気持ちばかりあせったが、まだ北壁トリプルが動いているのが見えたので、ひょっとしたら間に合うかもしれないとの期待を抱いてラビットコースをほとんど直滑降で爆走!・・・間に合った!喜びのあまり思わず声を上げそうになったが、リフトの表示をふと見ると営業終了時刻は4時。・・・まだ30分余裕があったのだ。ホッと胸をなでおろして頂上からハチ高原側へ戻る。
 頂上からハチ高原へは登行リフトで下山する他、上級者限定のハイランドビューコース(平均斜度23度最大斜度35度)がある。午前中子供と登行リフトに乗りながら斜面を見たときにはそれほどきつそうな傾斜には見えなかったため、次に来た時は一緒に滑って降りようと言っていたのだが、実際降りてみるとアイスバーンに大きなコブ、新雪+急斜面とかなり厳しいコースだった。子供二人の技術では絶対に怖がって降りることができずパニックになっていたに違いない。見た目だけで判断すると大変なことになる事が良く分かった。
 その後ハチ高原でリフト停止の4時半まで滑ってホテルに戻った。終了間際には激しく雪が降り始めた。多分明日は新雪を楽しめる事だろう。
 ホテルは前週のロッジ幸の様なボロ部屋を想像していたのだが、12畳もあり四人で寝るには十分すぎるほどの広さだった。風呂や食事もそんなに悪くない。ただゲームセンター等娯楽施設がないので夜はテレビを見たり、左のような訳のわからない事をして過ごした。明日は朝一番に新雪を滑ろうと考え、9時半には部屋の電気を消して就寝。

体験記2日目に続く