2004〜2005シーズン

2004〜2005 SEASON 

(17) 志賀高原4/1・2日目

 (期日)2005年3月 (宿泊)ホテルサンルート志賀高原(1泊4日車中2泊) (移動手段)バス
 (志賀高原HP) http://www.shigakogen.gr.jp/
 (ホテルサンルート志賀高原HP) http://www.sunroute.jp/index.jsp?HotelCode=HSGK&KasyoCode=L055

スキー場データ


|
場の魅力
コースの豊富さ AAA  大小23のスキー場が集まった約400haのゲレンデ規模はもちろん日本一。一つ一つのスキー場が違った個性を持っており、お互いを行き来するのはツアースキーの要素も含んで実に楽しい。2・3日では全てのコースを制覇できない底の知れない奥深さを持った懐の深いスキー場である。
積雪量 AA  年末はほとんど雪はなかったが、トップシーズンでは北海道と変わらない積雪量を誇り、まず雪の心配ない。積雪が多いことから、5月のゴールデンウィークくらいまで春スキーが楽しめる。
雪質 AA  岐阜方面よりも更に雪質が良い。今回は積雪直後に行ったので年始の北海道よりもはるかに軽く軟らかい雪を味わえた。
混雑度 A  焼額山等人気エリアはさすがに混雑しているが、何しろゲレンデ全体が広いので空いているゾーンを選択して滑ればさほどリフトに並ぶ必要は無い。ゴンドラはさすがに一日中混雑している。
雰囲気 AAA  滑走中にコースの脇から見える眺望が素晴らしい。北アルプスの山々が白くつながる景色は滑る事を忘れるほど目に強く焼きつくことだろう。岐阜辺りの若手ボーダーを中心にしたガチャガチャした雰囲気とは一線を画する。特にスキーヤー限定の奥志賀高原は他には無い落ち着いた雰囲気を持っている。
アフタースキー A  一ノ瀬地区を中心にたくさんのホテルがあるが、プリンスホテル以外特に大きなリゾート施設は無い。滑った後は寝るだけという感が否めない。熊の湯という良質の温泉があるが、一ノ瀬から離れているためここに宿泊しなければ利用することは難しそう。
旅費  大阪発のツアーで3万円程度。時間はかかるがバスツアーは非常に割安。宿も格安の宿がたくさんあるが、それなりの施設である。
アクセスの良さ  徳島から出るとなると、バスで12・3時間かかる。この距離をマイカーで運転していく人もいるが、滑った後の移動を考えるときつい。バスにしても長時間座ったままの状態でいるため、足腰が痛くなりそうである。大阪発のツアーが比較的値段も安く、ホテルのバリエーションが豊富なので今回利用してみたが、徳島から大阪まで3時間、加えて大阪から志賀高原まで9時間の時間は長かった。
総合評価 AA  日本一のゲレンデ面積、23のスキー場のコースバリエーション、そしてスキー場ごとに持っている個性と日本離れした見事な景観がこのスキー場の魅力である。アクセスの悪さは欠点だといえるが、10時間以上かけてもここに来た事に満足を感じられる魅力がこのスキー場にはある。スキーヤーにとってはボーダーの少ない環境もうれしい。ぜひ、5日位は滞在して全てのスキー場を滑りたい。


体験記その1(1・2日目)


↑長男の写真を持ってさびしそう

↑バスでパンを食べる。胡桃の匂いが気に入らない様子

↑考えられないような混雑

↑バスで志賀高原まで行きます

↑ものすごい雪がお出迎え

↑まずはホテルで腹ごしらえ

 今シーズン過去最高の滑走日数を数えた筆者。県内・県外多くのスキー場で4ヶ月のシーズンを堪能したが、3月下旬に恒例の三連休が訪れた。今シーズンを締めくくる形で、どこか大きなスキー場に足を運びたいと考えていたが、昔友人達と何度か訪れた志賀高原へ10年ぶりに行きたいと思った。ここは映画「私をスキーに連れてって」の舞台となったスキー場である。スキーを始めて間もない頃この映画が大ヒットし、筆者も志賀高原には何か憧れに近い感情を持っていた。最近は県外というと空路北海道を目指すかバスで岐阜へ行くというパターンが定着していたから、日本最大のスキーエリアである長野へ久しぶりに行きたいと考えた。最初技術の上達した長女を連れて行こうと思っていたが、さすがにシーズン6回のスキーに飽きたのだろうか「寒いから行くのは嫌」と言い出し、何度でも滑りたい長男を連れての旅となった。長男はまだボーゲンの段階で少々不安を伴っての出発となった。
 志賀高原には徳島県内からもいくつかのツアーが出ている。最初あるツアー会社に申し込んでいたのだが、直前になって「人数不足でツアーを中止した。現地二泊のツアーなら変更ができる」との連絡が舞い込んだ。宿泊を一日増やすと旅費が二人で3万円以上上がる。今シーズンの予算が底をつきかけていた筆者は、他に安いツアーはないかと旅行会社に足を運んだ。すると大阪発のツアーで徳島よりも安いツアーがたくさん出ている。ホテルやバスも豪華そうだ。大阪までのバス運賃を上乗せしてもまだ徳島発より安い。そこで、係の人にツアーの空き状況を確認してもらったのだが、奥志賀高原ホテル等名前の知れた人気ホテルは早くから予約が満杯でほとんど空いていない。徳島では人数不足でツアー中止等と言っていたが、県外のスキーヤーはまだまだ健在のようである。ようやく、「ホテルサンルート志賀高原」が一室だけ空いていたのを押さえてもらい、一週間前に滑り込みでツアーの予約をした。
 いよいよ当日、いつもの事だが出発直前になって長女がやっぱり一緒に行きたいという。どうやら長男と三日も会えないのが寂しいらしい。複雑な表情をした長女を置いて夕方6時に徳島駅を出発。ここから集合場所の梅田まで約3時間。駅前でスキー板とバッグを持って歩いただけで疲れた筆者はこれからスキー場まで体力が持つだろうかと不安になった。長男はバスに乗って1時間もするとすやすや寝始めた。まだ夕方なのに良く眠れるものだと感心しながら、2時間半後に梅田に到着。バス降り場から約10分歩いて待ち合わせ場所まで行ってみると、そこには人、人、人の山があった。数百人のスキーヤーがバスの乗車受付に行列を作って並んでいる。まるで夏休みの関空の出国カウンターのような状態だ。特にこの日は三連休の初日という事で今シーズン最後のスキーを楽しもうという人が山のように押し寄せたようだ。バスも何十台と並び次から次へと発車している。かつて若い頃に大阪発でスキーに出かけていた頃もこんな様子だったんだろうが、今は全く記憶に無い。約30分行列に並び受付を済ませた後、バスに乗り込んだ。スーパーハイデッガーという大きなタイプのバスを予約したはずだが、車内が異様に狭い。横にいるのが子供でなければとても眠れたものではない。これで大型ということは標準のバスはどんなものなのか想像してしまった。
 長男は平気ですやすや眠っていたが、体の大きな筆者は窮屈な中でうとうとする程度。約8時間の行程を経てようやく松本市内に入った。辺りは一面に雪景色になった。さすが長野、などと感心しているとそのうちにどんどん雪が降り始め、ついには横殴りの嵐のような状態になった。3月の下旬でこれだけの雪が降るのは喜ばしい限りだが、できたら到着までに止んでほしいと願った。朝6時半。予定より1時間早く一ノ瀬ダイヤモンド停留所に到着。ここからホテルまで約10分間の道のり。板とバッグを持って雪の上を歩くのは辛かった。ホテルに着いて荷物をロッカーに預け朝食をとる。ホテルメイドのクロワッサンがパリパリしていて美味しかった。ホテルサンルート志賀高原は停留所から少し離れているものの、部屋はきれいでハーゲンダッツの自動販売機やマッサージ器、携帯電話の充電器、インターネットなど必要なものはほぼ揃っていて、使い勝手のいいホテルだった。ゲレンデへ出かける前にホテルのロビーで一ノ瀬地区宿泊者限定のミニチャレンジカードを見つける。志賀高原には71のリフトを制覇するとTシャツとピンバッジがもらえるという有名なイベントがあるが、これはその縮小版。一ノ瀬地区の13本のリフトでハンコをもらうだけでピンバッジがもらえるというもので、これなら長男と一緒に挑戦できそうだ。初日はこのイベントにチャレンジすることにした。

晴天の素晴らしく軽い雪の中で・・・

白樺に囲まれた山の神ゲレンデ

↑東館山山頂より・・・見事な景色
 ホテルから外に出るとさっきまで降っていた雪が止んでいる。つまり、降りたて、積もりたてのこの上ない上質の雪でスキーができるということになり、心がわき踊った。まず、最初に一ノ瀬ダイヤモンドゲレンデへ出る。小学生未満はリフト代金無料というのがうれしい。トリプルリフトを乗り継いで、隣接する山の神ゲレンデへ出た。雪がすさまじく軽い。3月下旬でありながら、年始の北海道を上回る雪質である。ブナの木コース、モンキーコース、かもしかコースともに人も少なく、そびえる白樺の樹林も楽しみながら緩斜面で絶好の足慣らしをすることができた。山の神ゲレンデのリフトを制覇した後、ダイヤモンドゲレンデに戻る。ダイヤモンドゲレンデの上部は非圧雪なので長男には少し難しいかと思われたが、良い雪質も手伝って転ばずに下まで滑ることができた。次に向かい側の一ノ瀬ファミリーコースへ出て、最上部の寺小屋山を目指す。クワッドで東館山に上ると天気も晴れ渡ってはるか遠方の北アルプス山系まで見渡すことができる。目に焼きつくような素晴らしい光景だ。しばらくの間、その光景に見とれ、ビデオだ写真だとせわしく動いていたが、やがてさらに上部の寺小屋山に向かった。連絡コースを渡ってゲレンデの下部に到着。リフトに乗って頂上に向かう。いよいよ寺小屋山頂。一ノ瀬では最も高い標高2070m地点である。志賀高原の最高部の横手山は2300mでリフトのかかっているスキー場としては日本最高地点だが、志賀高原ではそれに次ぐ場所に上ったのだと感激した。
↑いつになく気合の入る長男の表情

↑膝まで埋まるような深雪に挑む!

↑寺子屋スキー場の上部から
深雪もへっちゃら!

↑一ノ瀬ファミリー上部で。この下がとんでもない状態になっていた。
 さすがに山頂まで来ると空気は桁違いに冷たく、風も強いのでビデオを持つ手が凍りつく。お昼も迫ってきたので、麓の寺小屋レストランで昼食をとることにした。レストランの窓からゲレンデを見ると朝方の吹雪が嘘の様に見事に晴れ渡っている。少し休んで再びゲレンデへ。寺小屋ゲレンデも必要なリフトを全て制覇したので、再び一ノ瀬ファミリーコースへ戻り、初級林間コースのタンネの森を目指す。一ノ瀬ファミリーゲレンデの上部に立って、最初は傾斜のきつい急斜面という事で長男を先に滑らせることにした。北海道で中上級コースを滑っていたので、大丈夫だろうと思っていたが、ふっと姿が消え悲鳴が聞こえた。慌てて何事かと滑り降りていくと目の前に信じられないような光景が!

このあと大変な事が!波乱万丈の3・4日目に続く・・・