2001〜2002シーズン 

2001〜2002 SEASON

A キロロスノーワールド1 

 (期日)2001年12月 (宿泊)ホテルピアノ(4泊5日) (移動手段)JAS 
 (キロロスノーワールドHP) http://www.kiroro.co.jp/snow/
 (ホテルピアノHP) http://www.kiroro.co.jp/hotel/piano.html

スキー場データ


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場の魅力
コースの豊富さ A  スキー場自体はこじんまりしている。一応コブ斜面・深雪コース・急斜面とバラエティに富んだコースがあるが、一つひとつの距離は短い。また、所々に緩斜面が散在しており、ボードやショートスキーで滑った時は板が止まってしまい、漕ぐのに疲れる。初心者にはちょうどいい傾斜かもしれないが、中級以上になると物足りなさを感じる。
積雪量 AAA  ルスツよりもニセコよりも積雪量は多い。年末でも2m近くある。2月には4m近くなるとか・・・。
雪質 AAA  ニセコの上部の雪質が麓でも味わえる。息を吹くとふわっと飛んでいくような超絶最高級パウダースノー。筆者の経験した中では文句なく最上級。
混雑度 AA  年末に行ったこともあり、ゲレンデは混んでいる個所もあったが、リフト待ちはなし。クワッド中心のリフト構成で輸送能力は高い。ナイターは混雑もなく快適に滑ることができる。
雰囲気 AAA  スキー場のオープンが1991年と新しいことがあって、レストランやトイレ・ホテル等どの施設も清潔感が漲っている。また、従業員の応対が素晴らしく訓練されていて丁寧。スキーヤーが一日中どのような場面でも気持ち良く過ごせるよう工夫されている。また、リフトはごく一部の場所を除き、フード付きのクワッドが基本なので快適に移動ができる。反面、スキー場がこじんまりしているせいか、ニセコ頂上部のような壮大な景観に欠ける。
アフタースキー AAA  ルスツリゾートホテルと同様にレストランや遊び場に不自由をしない。ホテルとレストランの配置がよく考えられており、町を散策していくような感覚でレストラン選びができる。レストランは小樽の政寿司支店をはじめ、専門店が多く揃っており、味のレベルも高い。ショップの数はルスツほどではないが、基本は押さえてある。ホテルのチャックイン時にキロロカードが発行され、レストランの会計やゲレンデでの食事などキャッシュレスで行えるのが便利。また、温水プールに併設するキロロ温泉はジェットバスやミストサウナ、露天風呂もあり、毎日のリフレッシュにはうってつけ。有料(1回600円位)なのがたまにきず。
旅費  このホテルに泊まるのであれば、12〜3万(ツアー代朝夕食付)+リフト券・昼食代・その他必要(徳島県基準)。ルスツリゾートホテルより少々グレードは上。
アクセスの良さ  空路利用でらくらく移動。徳島発着も出ている。千歳空港から2時間以内で着くので初日もスキーを楽しむことができる。
総合評価 AA  ニセコ・ルスツに比べるとスキー場自体は小規模で、コース自体も短いのが欠点だが、ホテルの完成度と雪質は他のスキー場を凌駕している。家族連れや初心者の彼女と来るにはぴったりのスキー場だと思う。

体験記


ホテルピアノのロビー
光と影のバランスが絶妙な
吹き抜けが印象的。

 昨年度ツアーの予約が遅れてしまい、取る事ができなかったキロロへ初めて訪れた。ここは、ルスツより千歳空港から近く、初日や最終日の滑る時間が他のスキー場より1時間ほど多く確保できる。徳島空港から羽田経由で千歳空港へ。昼前には空港に着いた。
 いよいよホテルに到着。ホテルピアノはルスツリゾートのような派手さはないが、洗練されたデザインと茶系を基調にしたシックな色使いがとてもお洒落。高層階まで吹き抜けのアトリウムロビーにはグランドピアノが置かれており、自動演奏で訪れるゲストの気持ちを和ませる。ホテルの壁紙やじゅうたん等には音符の模様が刻まれており、統一感のある雰囲気は、さすが雑誌「bravo ski」で「泊ってみたいホテル」三年連続日本一になっているだけのことはある。
 部屋も広めでゆっくりすることができる。レストランはバイキング・炭火焼・洋食・和食・居酒屋・お好み焼き・中華・バーベキュー・寿司とバラエティ豊か。この日は和食の「風雅」で食べたが、受付から給仕の女性まで和服で応対し、味も本格派であった。特に赤井川産のあずきやかぼちゃを使ったデザートは絶品で、お勧めである。 
この日はナイターを早めに切り上げてホテルの散策をする。

ロビーには巨大なクリスマスツリーと
グランドピアノ。自動演奏で常時
ピアノの音色が聞こえる。

ホテルの壁紙   じゅうたん

エレベーターの
ドア

 二日目はスキーでゲレンデへ。最初雪に触れて驚いた。ベースの雪がさらさらで、掴めない程なのだ。ふうっと息を吹きかけると飛んで行く位の軽い雪質。ニセコの最上部でも時々これ位のいい雪質の出会えることがあるが、ここでは上部から下部まで満遍なくシルキースノーが敷き詰められている。
 元々豪雪地帯でニセコ方面より雪が多い上に数日間乾燥していたので、最高の雪が実現できたようだ。その上を滑っていると、まるで空を飛んでいるような気分。スキー暦14年目にして初めて出会えた雪に体を震わせながら、一日中思う存分滑った。
 普段は朝から滑り始めて何回も休憩を入れながら、夕方には上がるのだが、ここでは雪がいいせいか、何回滑っても体が疲れない。結局休憩は昼食のみで、夕方6時過ぎまで滑りまくった。
 夕食は炭火焼の「やん衆」へ。北海道の魚介類や肉・野菜を炭火でバーベキュー。ボリューム満点。

アスピリンスノー・シルキースノー・・・
表現は色々あるようだが、驚くべく
きめの細かい雪。
滑るたびに大きな雪煙ができる。


頂上で。午前中はよく晴れていた。

三日目はファンスキーのスクールに入ろうと思ったのだが、残念ながらコースが用意されていなかった。そこで、久しぶりにスキースクールへ。中級のレベル5を予約してあったのだが、人数不足でレベル4と一緒にされた。しかも、指導員は研修生だった。ゴンドラにも乗らず、体重移動の練習を延々2時間やらされた。これは完全な時間の無駄だった。午後は午前中の遅れを取り返すべく滑ったが、吹雪き出し、山頂は−13度。視界も最悪の状態になった。夜は風も収まり、カクテルライトの光る中快適なナイタースキーを楽しんだ。

←ナイターの照明は三色分離型のカクテル光線のため雪のアンジュレーションがはっきりと見え、昼間より滑りやすい。リフトといい、ホテルといい設備面では国内最高ではないか?


夜はホテルのロビーでピアノコンサートを楽しむ。

◆筆者のお勧め◆
マウンテンセンターレストランの
キャラメル味のソフトクリーム
ホテルピアノ2階の山中牧場直送
のミルクを使ったソフトクリーム
ホテルピアノ1階の
ラウンジのケーキ


夜は可愛いイルミネーションが
四日目はいよいよ今回初体験のショートスキーに挑戦。とりあえず、初めてということで一番長い(1m)サロモンのスノーブレードを借りる。最初は板がぶれて滑りにくかったものの、基本はスキーと同じ。筆者は気に入ってナイターも滑り、最終日も2時間滑ったのだった。この日は前日より更に冷え込み山頂で-17℃になった。しかし、フードつきリフトばかりだったのでさほど寒さは感じなかった。最後に友人がスキーのインストラクターから聞いた話。キロロができたのが1991年。バブルの全盛期。本当は隣の山まで開発し、巨大なゲレンデを確保する予定だったが、バブルがはじけ、開発を中断したという。これで、設備の完成度とスキー場の規模のギャップの意味が理解できた。
ホテルピアノの外観


樹氷に囲まれたこの美しい景色ともお別れ・・・