ウィスラー一人旅F

2008 CANADA F

三日目その2(ウィスラースキー場・ウィスラーボウル)

ウィスラースキー場(昼〜夕方)

 そしていよいよ午後はウィスラーの頂上2182mを目指します。レストラン横の中級コースで数本足慣らしをした後、頂上直行の四人乗りリフトThe Peakで上がりました。リフトが進むたびに山の斜面が険しくなってくるのが分かります。頂上からはウィスラーを代表する難コースが何本も連続して出ています。リフトの左側から出ているのがThe Cirque(圏谷)。立入禁止区域の崖に挟まれた超極細のコースです。上から覗いて見ましたが、全く先が見えません。このあたりのコースはどれも傾斜が急なので一旦足を踏み外すと、制御が利きません。ストックを雪面に突き刺して体全体で止めるか、岩など物理的な障害物に当たってスピードと共に命まで落とすか二者択一の超危険区域です。このコースを時折大きな声を上げながらスキーヤーが降りていきましたが、筆者は当然上から見るだけにしました。
↑レストラン前にあったゴンドラ。
赤が雪面に映えてきれいだった。


↑カナダ国旗の前で記念写真。


↑こちらがThe Cirqueの入口。先が全く見えない。
 ◆◆(超上級コース:日本ではコースにならない)が6本も出ている頂上エリアですが、筆者の目標は◆(上級コース:日本では最上級コース)のウィスラーボウルです。リフトの真横にあるので、コースの様子は上に上がってくる時に確認済みです。全面にコブがびっしり並んでいましたが、横から見ると斜度は何とか降りられそうな位だったので、思い切って挑戦する気持ちでスタート地点まで行きました。ところが、スタート地点は傾斜が50度近いガケの状態。最初の巨大なコブが数個見えるだけでその先の様子が分かりません。入っていく人を見ると、皆ヘルメットをかぶっています。筆者は毛糸のビーニーだったので、装備だけでも不安になりました。どうしても飛び出す勇気が出ず、反対側の迂回ルートを進むことにしました。家族連れでも頂上の景色を楽しめるように、初級〜中級の迂回ルートがあるのです。ここを一度降りてもう一度リフトに乗り、今度は挑戦してみようと思っていたのですが、リフトを上っていると斜面から10mほど滑落していく人の姿を見ました。今日はまだ二日目。怪我をして残り日数を棒に振ったら意味がないので、このコースを滑るのは最終日にしようと決めました。

 頂上にはイヌクシュクと呼ばれる有名な岩のオブジェがありました。これは先住民族のイヌイットが吹雪の時の道しるべとして立てたものだったようですが、その土地に来た人々を歓迎するものであったり、幸せを願うものであったり、希望と友情のシンボルであったり色々な意味があるそうです。バンクーバーオリンピックのシンボルロゴにも採用されています。これに雪がびっしりと貼り付いていましたが、真横に雪が伸びているのですごい迫力でした。写真をひとしきり撮った後、迂回コースを下りて今度はオリンピックで使用するコースを見に行きました。ウィスラーでは男女スーパー大回転と滑降、練習コースが設けられていますが、女子滑降のコースに入ってみました。コースWild Cardの表示は◆(上級)ですが、きれいに圧雪されていたため、ゆっくりと降りる事ができました。


↑こちらがウィスラーボウルの入口。
最初はThe Cirqueとほとんど変わりない傾斜。

↑先住民の象徴イヌクシュクの巨大なオブジェ。
(クリックすると大きな画面になります)

↑この先が女子滑降コースのWild Card

ウィスラービレッジ(夜)

 この日はゴンドラの終了時間まで滑り、下山報告をするためにツアーデスクに行きました。今日も朝から一日中滑っていたので、全身が筋肉疲労で痛くなっていました。特にひどいのが腰です。エコノミーでの窮屈な座席と徹夜明けのバンクーバー観光に二日間のスキーの疲れが重なって、この日スキーの終わった段階では歩くたびに痛みが走るほどになっていました。このまま放置すれば明日は滑る事ができないかもしれないと思いツアーデスクの人に尋ねてみたら、ホテルのサロンで指圧をしてくれるといいます。ところが泊っているホテルに問い合わせてみると、1時間180$の値段でした。これに税金とチップを入れると当時のレートで約25000円。あまりにも高いので、デスクのあるヒルトンのサロンに問い合わせてみたらこちらは130$だったので、早速予約をしました。

 指圧の前に一度ホテルに戻り、着替えをしてからビレッジで夕食をとりました。この日訪れたのは、ゴンドラ乗り場のすぐそばにある「スシ・ビレッジ」。寿司定食は味噌汁・サラダ・天麩羅・寿司・アイスクリームがついて30$と安価で、味も良く、量も十分でした。夕食後はヒルトンのエステサロンへ行き、指圧コースで1時間筋肉をほぐしてもらいました。担当の人は力が強く時には痛い位だったのですが、おかげで腰は驚くほど軽くなっていました。その後スキーショップを回って、最終日の挑戦のためにヘルメットを購入しました。


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