ウィスラー一人旅E

2008 CANADA E

三日目その1(ウィスラースキー場・ハーモニーボウル)

ウィスラースキー場(朝〜昼)

 今日はもう一つの山、ウィスラー山を目指します。この山は元は開拓者によってロンドン山と名付けられていたようですが、風が強くいつもホイッスルを吹いているような音がすることからこの名前になったようです。今日はツアーからのプレゼントでフレッシュトラックのチケットをもらっています。これは、通常の客より1時間前にゴンドラに乗って誰も滑っていないコースを滑る事ができるというものです。降雪直後であればパウダーの中にバージン・シュプールを刻む事ができるのですが、残念ながら昨夜の降雪はゼロ。また、ホテルからのシャトルバスの運行が7時半だったので、朝一番というわけには行きませんでした。


↑フレッシュトラックに付いている朝食


↑朝一のゴンドラで山を登っていく

レストラン周辺にはユニークな置物が一杯

 ゴンドラで中腹まで上がるとRoundhouse Lodgeという巨大なレストランがあります。ここでビュッフェ形式の朝食をとった後、本日のスキーの始まりです。最初にレストラン横のFamily Zoneと名付けられた圧雪エリアを滑ってみました。朝の冷たい空気の中をほぼ無人状態で思いっきり飛ばしたのは爽快でした。初級コースと中級コースが適度に混ざり、コブ斜面やパークもあるのでこのエリアだけでも一日楽しめると思います。名前の通り家族で訪れた時には重宝する事でしょう。

 ここが気に入ったので何本か滑った後、ウィスラー山の裏側斜面に向かいました。裏山にはオフピステ(非圧雪)の銀世界が延々と広がる海外スキー特有のゾーンが存在するのです。Harmony Pisteというボウル地形の長いコースを降りていくと、ウィスラーでも最も長いリフトの一つ、Harmony Expressの乗り場に出ました。リフトはピークに着くまで20分近くかかったのですが、白い雪、濃緑の針葉樹、紺碧の青空が見事なハーモニーを奏でながら、次々と感動的な姿を現したために時間の長さは感じませんでした。


↑FamilyZoneのメインコース「エゴ・ボウル」圧雪が効いており、適度な斜面で滑りやすい。


↑コース案内は極めて親切。初心者でも迷う事はない。

↑Harmony Expressから見える景色はウィスラーでも指折り。


↑朝日が差し込み、銀色に輝く雪面。

↑Little Whistler Peakは標高2115m。
 リフトを降りるとLittle Whistlerと呼ばれるウィスラーで二番目に高い地点に出ました。ここからは永久に白銀の世界が続いているのではないかと錯覚するぐらいの広大なエリアが開けています。昨日の7thヘヴンの光景をしのぐような衝撃的な光景でした。ここは大きなボウル地形になっており、基本的に非圧雪のエリアですが、初級者のために一部圧雪してあるルートもあります。一面コースなので上から降りる時に自分の滑るコースを良く考えて移動しないと、途中から上り道になって深雪に埋もれて大変な事になります。スキーヤーはそれぞれ思い思いのルートを辿って滑っていますが、どこを滑ってもリフト下に戻ってくるように設計されています。コースの端を滑る人の姿が豆粒のように見えました。深雪コースをしばらく進むと、林間コースに出ました。傾斜はそんなにきつくないので、針葉樹の間を小回りで抜けてゆくと、時折ワシが樹間を飛びぬけて行くのが見え、爽快な気分でした。
↑深雪のBurnt-Stew-Trail。景色の美しさに見とれてシチューを焦がしてしまったという逸話があるようだ。
(クリックすると大きな画面になります)


↑Harmony Bowlの滑り出し地点。クリックすると大きな画面が出ます。
↓しばらく進むと、巨大な深雪エリアに出る。遠方に見えるのはブラッコムスキー場。

 もう一つの長いリフトSymphony Expressを上がると、ウィスラー山の裏側に出ます。ここからはレストハウスやリフトもなく、まさに雪のみの一面真っ白な世界です。この日は晴天だったので見通しも良かったのですが、天候が悪いとどこにいるか分からなくなる危険性もあります。頂上からは対面するブラッコム山と遠方の見事な光景が見えました。裏山の正面に見えるのが、ブラックタスク。天に突き出るような独特の形は溶岩が固まってできたものといいます。急峻な斜面には中々雪がつかないため、白い雪山から天に向けて黒い牙をむき出しているように見えるのでこの名前がついたようです。ただ、筆者が訪れた1月はさすがに雪の多いシーズンなので、ブラックタスクもホワイトタスクになっていました。ここから再び広大な深雪ゾーンと続く林間コースを抜けるともうお昼前になっていました。Roundhouse Lodgeに戻り、昼食を取りました。
↑これがウィスラーの象徴ブラックタスク。
この頂上に登るというツアーもあるらしい。


↑この岩場の向こうはSki Area Boundary。
間違って足を踏み外すと命がない。


↑ブラッコム山との間にある川が見えた。


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