ウィスラー一人旅B

2008 CANADA B

一日目その3
(バンクーバー〜ウィスラー)

バンクーバー(昼)〜ウィスラー(夕方)

 バンクーバーからウィスラーまではシャトルバスで約2時間の道のりです。途中一回の休憩を挟んで、目的地まで直行しました。車窓から見える急峻な山や美しい湖の景観がカナダに来たという実感を強めてくれました。ただ、スキー場に近づいているのに路上にはほとんど雪がない事が気になりました。ここ一週間ほど雨が続いていたのと例年より10度ほど高い気温のため雪が溶けてしまったようなのですが、ゲレンデの状態が気がかりになりました。

 やがてバスは宿泊地であるフェアモント・シャトー・ウィスラーに到着しました。このホテルは、毎年クリスマスの時期にローリングストーンズのミック・ジャガーが利用する事で有名な所です。シャトー(城)という名前が示すように、ヨーロッパの古城をモデルにしたデザインはウィスラーの象徴とも呼ばれるもので、パンフレットの中でも眼を引いたので今回の宿泊地に決めました。普通に泊れば一泊の料金で高級ホテルの3泊分ほどの"超"高級ホテルなのですが、今回1月の平日という事で比較的リーズナブルに利用する事ができました。

 チェックイン後は、JALの現地係員による滞在中の説明が始まりました。ところが、この説明が延々と続き、中々終わりません。体も疲れているので、早く部屋に戻って休みたい所なのですが、懇切丁寧に施設の名前と場所を何度も繰り返しながら話してくれました。地図を使った説明が終わり、「やっと終わった」と思っていると、今度は実際に現地を歩いてみると言います。ホテル内の施設を一回りした後、周辺の土産物店やレストランの位置を歩いて確認。その後、バスで一番大きな町まで出かけて見所を確認。全ての説明が終わった時には3時間近くの時間が過ぎており、筆者の足は棒のようになっていました。

 解放された時には夜の7時を回っていたので、すぐに夕食をとることにしました。説明の中でお勧めと強調してくれた中華料理店に行ってみました。日本人の味覚に合わせた味付けという事だったのですが、注文した春巻きはシナモンの香りがきつすぎ、スープも淡白でありながらハーブ系の独特の香りがしました。麺はおそらく冷凍食品。残念ながら日本の味覚とはかけ離れた味でした。他にも数店のお勧めの店を紹介してくれたのですが、最終日まで訪れる事はありませんでした。

 レストランを出ると、ウィスラーの街並みにはイルミネーションが灯り、大きな賑わいを見せていました。体は疲れてクタクタだったのですが、街の散策をすることにしました。街は大きく3つのエリアから構成されています。宿泊地のシャトーホテルのある区域はアッパービレッジ。シャトーホテルやフォーシーズンズ等最高級のホテルがあり、他のエリアより落ち着いた感じがあります。ウィスラー山の麓にあるのがウィスラービレッジ。たくさんのホテルやレストラン、ショップが集まっているウィスラーの中心街です。アッパービレッジよりカジュアルで活気のある雰囲気が特徴です。ここからしばらく歩くとビレッジノースと呼ばれる区域があり、巨大なスーパーマーケットを始めたくさんのショップが集まっています。一通り全て歩いて回ってみました。

 しばらく街を歩いていると随分気温が下がっているのに気がつきました。平年より暖かいといいますが、手袋をしているにもかかわらず、指の感覚が消える程です。コートの下にセーターとシャツを着ているのですが、体の芯まで凍ってしまいそうでした。一体気温がどれ位なのか調べる方法もありませんでしたが、早い事退散したほうが良いと考え、ホテルに戻る事にしました。

 シャトーホテルのある場所は中心部から少し離れているので街中も静かです。部屋も防音がしっかりしているので、ドアを閉めるとほぼ無音の状態になりました。喧騒の中から一気に静かな部屋に戻ると、一人旅の宿命かもしれませんが、不安な気分に襲われました。家族の声が聴きたくなり、日本に電話をかけてベッドに入りました。ところが、夜中に目が覚め、何かフラフラするので熱を測って見た所、38度6分もあるではありませんか。いつもは旅行中に張り切りすぎて最終日に熱を出すのが筆者のお決まりのパターンとなっていましたが、初日から熱が出るとは・・・。このまま熱が引かなければ、一日も滑る事が出来ないままかも知れません。明日からの予定はどうなるのでしょう?大きな不安を感じながら解熱剤を飲んで眠りにつきました。


↑シャトーホテル。お城のような外観が特徴。

↑室内も一人で使うには広すぎるほどだった。

↑本日の夕食のラーメン。とても不味かった。

↑ウィスラービレッジは夜更けまで活気がある

↑色取り取りのイルミネーションはさすが世界有数の高級リゾートだ。

 


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