サラウンドについて
ABOUT SURROUND SYSTEM

サラウンド音声にも多種多様な方式があります。主なものは次の通りです。

ドルビーサラウンド | ドルビーデジタル | DTS
ドルビーデジタルEX | DTS−ES | THX | SDDS

ドルビーサラウンド







 1977年「スターウォーズ」で初登場したドルビーステレオを、家庭でも楽しめるようにした音響方式。
 1981年アメリカ・ドルビー研究所が開発。サラウンド成分を通常のステレオ音声に重ねて記録し、ドルビープロロジック・サラウンドデコーダにより通常の
LeftRightの他にCenterRear(Surround)の4つの音声を取り出して再生する。後方にはスピーカーを左右配置するが、モノラル音源のため1ch扱いとなる。
 テレビのステレオ放送、レンタルビデオなど2chのソフトはこの方式に対応する。 

ドルビーデジタル


 劇場では1992年公開の「バットマン・リターンズ」でドルビーステレオデジタル(ドルビーSD−R)として初登場。
 Left
RightCenterRear LeftRear RightSub Wooferの6チャンネル分の音声をデジタル化、圧縮した上で映画フィルムの上に光学記録する。この家庭版がドルビーデジタル。
 ドルビーサラウンドと比較すると、リアがステレオになった分、移動表現が格段に向上した。重低音も
Sub Wooferとして独立したチャンネルで記録され、合計5.1chと呼ばれている。
 レーザーディスクや
DVDで採用されている。将来的にはCATVでデジタル放送を行い、テレビ放送も5.1chになるであろう。データを高圧縮(1/10)しているため、低圧縮のDTSよりはデータ量を食わないが、音質は劣ると言われている。 

DTS

 デジタルシアターシステムズ(DTSはその略称)が開発。劇場では1993年「ジュラシック・パーク」で初登場。その後劇場でのスタンダードとなる。
 ドルビーデジタルがフィルム上に直接音声データを記録するのに対し、DTSはフィルム記録されたタイムコードと同期して、CD−ROMに圧縮記録した音声を再生する。映画を外国に配給する場合、ドルビーデジタルだと吹き替えのためにその国の音声入りのフィルムをつくらなければならないが、DTSの場合はフィルムはそのままで、CD−ROMだけ吹き変えれば良い。
 音声はドルビーデジタルと同じ5.1chだが、圧縮率が1/4と低いため、高音質であると言われている。LDやDVD、CDで採用されている。DVDでは「シックスセンス」他。 

ドルビーデジタルEX

 ルーカス・フィルムとドルビー研究所の共同開発により実現したシステム。1999年「スターウォーズエピソード1・ファントムメナス」で初登場。
 ドルビーデジタルに
Rear Centerを加えて6.1chとしている。真正面から真後ろに音が抜ける時、5.1chでは視聴位置によって左右のどちらかに音が引っ張られる傾向があったが、この問題が解消した。5.1chシステムでも音声情報を失うことなく楽しめる。DVDでは「パーフェクトストーム」他。 

DTS−ES

 ドルビーデジタルEXのDTS版。圧縮率が低いため、高音質であると言われている。
 DVDでは「ターミネーター2特別編」他。

 その他劇場用として、次のようなサラウンドシステムがあります。

THX

 ジョージ・ルーカスのILM(インダストリアル・ライト・アンド・マジック)が独自に開発。クリアな立体音響の再現を目指して、前後、左右の壁に埋め込まれた5つのスピーカーの他に重低音用のスピーカーの6つのチャンネルを持つ。THXプログラムとドルビーデジタルEXを組み合わせたものがTHX SURROUND EX。 

SDDS

 ソニーが開発した最新の劇場用音響システム。「ラストアクションヒーロー」で採用された。
 圧縮率は1/6でMDと同じ方式。完全デジタルで最大8チャンネル。フロントスピーカー5、リアスピーカー2、サブウーハー1から構成される。